ヒゲがダメな理由を誰か論破してください
ヒゲ裁判、ニュースで見た方も多かったと思います。
これね、僕ずーっと思っているのですよ。
ヒゲがダメな理由がどうしてもわからない。名前を聞いてもわからない。ニャンニャンニャニャーン。
学生の頃バイトしていたコンビニとか小売り業も全部ヒゲ禁止でした。今の演奏仕事でもヒゲ禁止のものがあります。
誰か教えて欲しい。誰か僕を論破してほしい。
と思ったけど、その前に自分で調べてみよう。
検索したらこんなヒゲヒゲしたサイトを発見しました。
モジャモジャ。
ヒゲにクレームつけてくる人って年配の人が多い傾向になると薄々感じていたので、これも多分歴史にヒントがあるんだろうとは思っていました。
もともとヒゲは男らしさとか強さを象徴する存在だったようで、武士はヒゲ生やしまくりだったのですが、江戸時代になり徳川幕府が日本を統治するようになってからは、反逆者を作らないようにヒゲ禁止にしたのだそうです。なるほど。
あと、ヒゲと言えば明治時代。教科書とか出てくる人ってみんな立派なヒゲ生をやしてます。これは、外国文化の影響だそうですね。地位の高い人はヒゲを生やすのがステータスだったようです。
なるほどなるほど。見えてきました。
そもそも今の時代のサービス業でヒゲ禁止にしているところが圧倒的に多いのは、クレームが起きないようにする事前の対処です。サービス業の人がヒゲが生やしていると、それに怒る客がいる。
ヒゲサイトにも書いてありますが、歴史的に見ると
「ヒゲは権力・闘争・武威の象徴である」
そうで、僕はそんな風に感じたこと一度もなかったけど、年代によってはそう思う人がいるのかもしれませんね。以前このブログでも書きましたが、未だ「お客様は神様」だと思っている勘違いお客様がとても多いこの日本、「店員のくせにえらそーにヒゲなんて生やしてんじゃねーよ!こっちはお客様だし年上だぞ!年上はえらいんだぞ!」って思う悲しい人がいるんでしょう。
だから職務規定にヒゲ禁止にするところが多いのでしょうね。
判決でこんなこと言ってて驚きました
『16日の判決で大阪地方裁判所の内藤裕之裁判長は「清潔感を欠くとか、威圧的な印象を与えるなどの理由から地下鉄の乗務員らにひげをそった状態を理想的な身だしなみとする基準を設けることには必要性や合理性があるが、この基準はあくまで職員に任意の協力を求めるものだ」と指摘しました。』
ひげは清潔感に欠いて、威圧的な印象を与えると言ってしまった。裁判所が。これってどうなんだろう。
そもそもヒゲって不潔なの???それって科学的に根拠あるの?不潔な「印象」だったとしたら、それは主観なので理由にならない。
とにかく、僕の要望としては、
ヒゲ生えていてダメな理由を誰もが納得できるように論破してほしい
ヒゲ生えていることでクレーム言う人の気が知れない
そのクレームが発生しないように職務規定にしちゃってる弱気な企業がたくさんあってみっともない
もうさ、見た目とかホントどうでもよくね?ずっと風呂入ってない人が食品を扱うとか直接影響が出てしまう非常識なものは別として、髪の色とか髪の量とかヒゲとか体型とか肌の色とか目の色とか国籍とか喋る言葉とか言葉のイントネーションとか生まれた地域とか性的マイノリティとか、だいたい「普通」ってなんだ、って話。ホントくだらないと思う。意味不明なところにクレームつける人の大半は、そういった部分でしか支配欲を解消できない寂しい人だからいちいち受ける必要ないと思うのです。
ヒゲ、生やしていることがダメな理由を誰か論破してください。
荻原明(おぎわらあきら)