2024.11.13 大人の遠足④羽黒街道
令和6年 11月13日(水) 参加者10名 ガイド:真鍋雅彦
コース:庄内町鉢子羽黒街道~皇野(すべの)~行者塚~見晴台~羽黒山霊園~三神合祭殿
~五重塔~大川商店(昼食)~黄金堂 (所要時間6時間)
羽黒街道を登り羽黒山を縦走してきました。羽黒山の標高は約400mの低山ですが、一般の
観光客が鶴岡市羽黒町手向(とうげ)から登る2446段の石階段は、結構な登りとなります。
そして古くから修験道として利用されて現在も祭りごとのメインとなるのがこの階段と杉並
木で、多くの人が登ったり報道で見たりしていると思います。今回出発となった羽黒街道は
そんなメインコースから離れた、羽黒山東側の集落庄内町鉢子からになります。鉢子(はち
こ)と言えば羽黒山を開山した蜂子皇子を連想させます。また、街道の道中には皇野(すべ
の)と呼ぶ昔の集落があり、皇の字が使われていたり、その傍には行人塚と呼ばれ蜂子皇子
のお墓と言われている場所があります。かつて皇野には52の宿坊があったようで、蜂子皇子
はこの地で修行もしたといわれています。メインコースから離れた場所で出会う人もいな
く、ひっそり佇む供養塔などの石碑を見ながら登る道は、千年のタイムスリップを思わせる
ロマンに満ちた街道でした。今回も鶴岡市散策ということで、地元ガイドIさんに丁寧な説明
を受けました。三神合祭殿の向かいにある鏡池では、「古鏡を食べずして羽黒を語るべから
ず」と、銘菓のごちそうにお腹がすいたところにテンションも血糖値もあがりました。石段
を下りながら石碑に刻まれている句の説明を受けながら五重塔にたどり着き、継子坂(まま
こさか)を登り随身門をくぐり抜けてゴールです。お楽しみだった精進料理は、諸々の都合
上食べることはできませんでしたが、最後に訪れた黄金堂にて「しあわせ三年詣り」のあり
がたい説明を受け未来の姿を描くことができて、幸せな気分になり身も心も満腹になり終了
できたと思います。