スナップ『こうしてみようかな』
2024.11.30 00:00
子供達の行動を観察していると今まさに伸びていく瞬間というタイミングの様子に『どうなっているのかな?』と熟視し、『どうしようかな?』という小首を傾げて思考する行動が見受けられるようになり、その行動が頻繁になっていきます。
思考し出したばかりの頃はじっと見ることやフリーズしてしまう行動を繰り返しますが、日々の取組みや声掛けの方法でいかようにも思考の幅を広げたり深めることができます。特に2、3歳の頃はその様子が増えてきますが失敗も多く、子供が思い描いたような結果にならず「できない」「もうやらない」と言った発言も増えてきます。そのような時にこそ保護者の出番です。「どれどれ本当にできないかな?」と覗き込んであげてください。そして子供と同じ失敗をしてパパやママもできないという状況を一旦設定します。そしてすかさず「こうしたらできるかな?それともああしたらどうだろう?」と提案し一緒に考えながら試行錯誤しできる方向へ導きます。いきなり成功体験を教えるのは安易すぎて子供が親の助け舟を待つようになります。つまり自らの思考をせずに他者が出す答えを待つようになるのです。折角思考を伸ばす時期にそのチャンスを奪うようなもの。思考を育む重要な時期には背中合わせに創意工夫を育てるチャンスもあります。よって図画工作の取組みも多く取り入れると良いでしょう。
当教室では男女差でおもちゃの与え方を区別しませんが、まだまだ社会一般的には男女の性差で取組みや遊びを縛ること少なくありません。その一方で性差で得意不得意の傾向が出ている取組みや朝美があるのは事実です。常に性差を抜きにしても何でも一通り与え取り組みをさせてみるようにしましょう。