「無証之罪」第七集
「無証之罪」第七集
匿名のその相手は、三日以内に百万元を用意しろ、さもなければお前と朱慧茹が人を殺したところを見たと警察に訴えるぞと脅して来た。郭羽は真っ青になる。
彼を強請っている匿名者とは…金弁護士なのだった。彼は郭羽の様子がおかしいこと、李華から二人がキンパツを殺ったらしいと言われたことからかまをかけているのだった。だがそれがビンゴらしいと金弁護士はニヤリとする。早く金を手に入れて老炎に返済しないと自分の命も危ないのだ。
郭羽と朱慧茹から手がかりをつかむ気だった厳良は途端に投げやりになり、犯人を捜せという趙局長に全市民の指紋を採取して照合すれば?とふてくされる。そんな気の遠くなることができようか。だが林奇はそれくらいしか方法がないと皆に各戸を回って指紋を採取するよう命じる。
郭羽は駱聞の元へ行き百万元を貸してほしいと頼むが駱聞は金を貸す理由も義務もないとそっけない。郭羽はもし助けてくれなければお前が雪だるま殺人事件の犯人だと警察に通報すると逼る。だが駱聞は好きなようにしろと答える。
厳良は駱聞のマンションを突き止めやってきた。単に一緒に飲みたくなったと言って酒を取り出す。二人は酒を酌み交わし少し近況などと話す。と、林奇から会議をするので戻ってこいと電話がかかってきて厳良は帰っていった。だが書類の入ったファイルを置いて行った。駱聞は慎重にファイルの中を調べる。中には張森という男の写真と住所等が書かれたプロフィールが入っていた…。
朱慧茹が自宅へ帰ろうとすると郭羽が待っていた。相当酔っぱらっているようだ。朱福来は憤って郭羽を追い払う。そして妹を呼び、お前達は一体何を隠しているんだと問い詰める。キンパツが死んだあの夜以来、警察が来たりヤクザが来たりと騒がしい。福来は引き出しから果物ナイフを取り出し突きつける。お前はあの夜果物ナイフを持ち出しただろう、このナイフは良く似ているが別物だ、本物は昔俺が刃を曲げてしまったから。だがこのナイフは少しも曲がっていない!
慧茹は何も訊かないで欲しいと両目に一杯の涙を浮かべる。
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なぁんか思ったより面白くない。「白夜追凶」と比べるからだろうけど…。
役者は良いのにストーリーっちゅうか結局脚本がパッとしないんだなぁ。謎を謎だと感じられない。若者二人をメインに据えてるのが失敗だと思う。純愛描きたいんだったら別の方法があっただろうに。