Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

権太さくらのブログ

山になれ

2018.10.28 15:09

ここ最近、シカが動き出す時期に入りました。 

当方では所属するグループでワナを仕掛け、 

それを毎日見回り、ワナに掛かっていたら止め刺しをする、 

いわゆる、有害鳥獣駆除というものをするのですが、 

たまに、一晩の間にシカが死んでしまうことがあります。  

激しく暴れたり、ちょっとした斜面で動けなくなってしまったり、 

ワイヤーや、木に絡まってしまったりと、 

いずれにしても、殺す訳ではありますが、 

既に死んでしまっていると、何とも可哀そうな次第なのです。 

本当に力不足を感じてしまう。 

シカを殺めるときの対話がせめてもの償いなのに、 

何もわからずにただ死んでしまう…  

有害鳥獣駆除でただ、駆除しただけ。 

そして、畑に穴を掘って埋める。 

それが罠で死んでしまっている時の状況… 

本当に一層の罪悪感を感じます。  

すでに死んでしまったシカは、 

傷んでしまうので、お肉として利用することが出来ません。 

他さんはどうかは知りませんが、当社では、使用しません。 

それでも、死んでしまうことが無いように、 

ただ、捕獲すればいいという、明らかに死んでしまうような場所は避け、 

今では9割以上はそのような事がなくなり、だいぶ改善したのですが、 

どうしても、約1割はこのような事が起こってしまう。  

当方の所属するグループには、 

おそらくは山梨県内では一番罠が上手であろう方がいます。 

その方にこの話をしましたところ、 

もっと、山を見ろ、もっと山を歩け、 

山になれ!!と… 


たしかに、この方のワナのかけ方はすごいのです。 

何がすごいって、丸見えなんです。  

教科書通りならば、 

本来、罠というのは穴を掘って、土をかぶせ、 

全く見えないように復元して、そこを踏み抜くと、ワイヤーが作動する。 

しかし、この方のワナ、本当に丸見えなんです。 

丸見えにもかかわらず、里に下りてきたシカたちは踏んでしまう。 

確かに多いから。というのもあるかもしれませんが、 

それでも、丸見え。 

しかし、今日の話で少しわかった気がしました。 

その人が山その物であるから、獣たちは気づかない。 

僕のレベルではまだまだ到達できませんが、 

少しずつ、精進したいと思いました。