『 蒜山耕藝』がい営むカフェ『くど』で、松井さんを紹介されたのは9年前。
「もうすぐ移住する豆腐職人がいるんです」
岡山の丸い山々に囲まれた蒜山で、今どき「豆腐職人」というワードも新鮮だったが、現れたのが1985年生まれのニット帽を被った女性、というフレッシュなビジュアルも想定外。
そんなお話から始まる、今回の『小屋束豆腐店』。
あらためて訪れると、彼女はお母さんになり、豆腐職人の顔になっていました。
地釜と、蒜山の薪の火でつくるお豆腐です。
大豆を釜で温めているときは、工房にふっくらとした香りが満たされて、しあわせーな気持ちになりました。
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