#344 カラーで覚える棟の場所
【鈴木純・愛】
「団地」と聞いて、どんな風景を思い浮かべますか?パッと思いつくのは、1カ所に同じ形の棟がたくさん集まって建っている様子ではないでしょうか。二宮団地はそれとはちょっと違ったユニークな在り方をしています。百合が丘1丁目〜3丁目と、広範囲に数棟ずつ点在しているので、最初に団地を見て回った時には位置関係が覚えきれなかったほど。住み始めてから他の棟の団地仲間との交流が増えていきましたが、いまだに何号棟がどこにあるかまではハッキリと覚えられていません。でも、棟の集まりごとに外壁のカラーリングが違うので、棟番号でパッとわからなくても、棟の色で大体の場所がわかるようにはなりました。
元々棟の集まりごとに色が違いましたが、数年前に塗り替えられたことで、よりはっきりと違いが出ました。棟の色は全部で6種類。並べてみるといろんなパターンがあるのが一目瞭然ですね。今回は、そのユニークなカラーリングの外観を勝手に命名しながら紹介してみたいと思います!
この記事をきっかけに、電動自転車で二宮団地のエリアをぐるりとして気がついたのは、ところどころに遊具があること。せっかくなので、遊具の場所も一緒に紹介します!ついでに、位置関係と色がわかるようなMAPも作ってみました〜
数字が棟番号、四角はその棟のイメージカラー、ピンクの★は遊具の場所です。
*1 現在入居者がいない棟は割愛。加えて、すでに取り壊して駐車場になっている棟もあるため、棟番号が歯抜けになっています。 *2 元々は縦長のMAPですが、横長になるように潰して作成しているので、実際とは縮尺が異なります。このMAPを見ながら移動した場合、南北が思ったよりも遠く、逆に東西は近く感じると思います。地図アプリなどと照らし合わせながらご確認ください!
それでは、MAPの最下部のエリアからスタート!
ニノミヤブルー|16・24・25・26号棟
最も南側にあるのが、二宮を象徴するカラーリング、ニノミヤブルー(二宮の海の色)と菜の花イエローの棟、16・24・25・26号棟のエリア。広い空と海、吾妻山や富士山を望める部屋が多く、人気のエリアです!
小田原厚木道路や、二宮インター近くのセブンイレブンからよく見えるのもこの棟。16号棟のニノミヤブルーの側面に「二宮団地」の文字ロゴが入っているのも特徴です。
ニノミヤブルーエリアには、遊具が2カ所にありました。
16号棟の玄関側に、ブランコと砂場。たまにここで待ち合わせをするのですが、その度にブランコに乗っているような気がします。子どもの頃は全力で漕いで、手が痺れたり握力がおかしくなったりするほど乗ったものですが、大人になった今はあんまり漕ぐと怖いので、軽く揺れる感じで楽しんでいます。
24・25号棟の間にある駐車場奥には、すべり台と砂場。小さなすべり台なので、ちびっこにぴったり!
赤レンガ|19・21・22号棟
少し北へ移動して、次は赤レンガ色とクリーム色の棟、19・21・22号棟のエリアへ。
赤レンガ色の側面には、二宮団地のロゴマークの中にある丹沢の山麓・カモメ・相模湾が描かれているのも特徴です。
レンガ色のエリアにも、21号棟の駐車場奥にブランコと砂場がありました。奥まったところにあるので、車の心配はありません◎
エメラルドグリーン|9・11・15号棟
さらに北へ移動。えっちらほっちら坂道を登っていくと、エメラルドグリーンとダークグリーンの棟、9・11・15号棟のエリアがあります。明るい緑がかった水色やダークグリーンで塗られている面積の方が大きいのですが、私の中ではエメラルドグリーンの印象が強く、ここはエメラルドグリーンのエリアと呼んでいます。
ここが二宮団地の中では最北。「百合が丘」というだけあって坂が多いのですが、ここまではなかなかの坂を登ってきました。団地の中で一番高いところにあるので、見晴らしの良いお部屋も多いです。
このエリアは棟の取り壊しをした時に遊具がなくなったようですが、その代わり駐車が苦手な方も安心の、広々とした駐車場ができました。坂の上にあるので、駐車場が確保できるのは嬉しいですよね。
ファミコンカラー|5・6・7号棟
見晴らしの良いカーブの下り坂をピュ〜っとおりた先には、えんじ色とクリーム色の棟5・6・7号棟のエリア。これまでの棟とは造りが違っているのが特徴です。凸凹がある造形+カラーリングで、ファミコン(新品ではなくて使い込んだファミコン)に見えることから、私は勝手にファミコンカラーと呼んでいます。昭和世代にしか伝わらない上に、知っていても受け入れてもらえないことも多々ありますが、気にしません!
ちなみに、外観だけでなく間取りもこれまでの棟とは違っています。使い勝手や住み心地も変わるようなので、気になる方は二宮団地HP内にある間取り紹介のページをチェックしてみてくださいね。
ファミコンカラーエリアの遊具の場所は、6・7号棟の間にある駐輪場の奥。ベンチもある芝生のスペースに、すべり台がありました。
カフェオレ|1・2・3号棟
そこから、湘南お菓子部ICHIのある百合が丘商店街を横目に通り過ぎ、角を曲がった登り坂の途中にあるのが、カフェオレ色の1・2・3号棟のエリア。
カフェオレエリアの遊具は、1カ所に2つありました。
2号棟の駐輪場近くにすべり台とブランコ。2号棟の裏にあるので車の危険はなく、ベンチもたくさんある広々スペースでした。
キャラメルマキアート|12・13号棟
坂を登り切って高架下を抜けた先に、カフェオレ色のエリアの色を配分違いにした12・13号棟のエリア。カフェオレエリアと場所が近く、同じ色を使用しているので家族のような兄弟棟のようなイメージを持っています。カフェオレよりもミルク(アイボリーの面積)が多いので、キャラメルマキアートとしたいと思います!ここが、最後のエリアです。
キャラメルマキアートエリアの遊具は充実していました!
遊具があるのは、12号棟の駐車場の奥で、13号棟からも階段でおりて来れる場所。駐車場側から見て、まず最初にすべり台。
真ん中には、てんとう虫・アヒル・イルカのスプリング遊具。かわいい!
一番奥には、ブランコがありました。二宮団地にある遊具は車通りを心配しなくて良い場所にあることがほとんどなので、小さなお子さんとのお散歩で寄るのにも安心だなぁと感じました◎
これでぐるりと一周!アップダウンのある百合が丘内のサイクリングは、電動自転車でもなかなか良い運動になりました。
二宮団地への移住を検討されている方から「あの棟の色が気に入ったからあそこに住みたい」というお話を聞いたり、団地仲間からは「綺麗に塗り替えられた自分の棟の色にどんどん愛着が湧いてきた」などと聞くこともある棟のカラー。みなさんは、好きなカラーリングの棟がありましたか?こんなに違っているのに全部二宮団地だというところがおもしろいですよね。それでは、また!
おまけ
見て回っている時は全て同じだと思っていたすべり台とブランコ。同じ配色のものが1つもなかった!と気づいたので、よく比べられるように並べてみました。
すべり台は小さいのを含めて、「階段とてっぺんの囲いが赤い+すべる部分が黄色」という共通点がありつつ、脚の色や手すりなどが微妙に違う。よく見ると、囲いの形が違うのもありました。ブランコは座面の色も違うし、青も微妙に違う、小さなパーツの塗り分けもさまざま。よく見ると違うけど、よく見ないとわからない。遊具のカラーリングは、団地のカラーリングとは真反対の効果が生まれているなぁと感じたのでした。