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君が手もまじる成べしはな薄

2024.11.18 09:54

https://miho.opera-noel.net/archives/1899 【第三百三十一夜 向井去来の「花薄(はなすすき)」の句】より

 令和2年8月、長崎県島原市にある夫の両親の墓参りをした。妹夫婦の案内で島原、雲仙、長崎を案内してもらったが、中2日という短い旅であり、遠回りをすれば日見峠の「去来の芒塚」を見ることはできたが、ハイウェイをぬけて長崎市へ直行した。

 残念ではあったが、昭和30年に高浜虚子が博多、熊本、長崎の旅の途中で詠んだという〈芒塚程遠からじ守るべし〉や、明治41年に詠んだ〈凡そ天下に去来ほどの小さき墓に詣りけり〉を思い出した。虚子には珍しい25字もの長い字余りの作品である。

 京都旅行では、「西国三十三ケ国の俳諧奉行」とあだ名された去来の住いであった「落柿舎」を訪れたとき、小さな墓に驚いた。お墓ばかりでなく、室内に置かれた物のじつに簡素であったことも驚いた。

 平成9年に蝸牛社刊行の『蝸牛俳句文庫 去来・凡兆』は、当時、ノートルダム清心女子大学教授、鹿児島大学名誉教授であり、『芭蕉と蕉門の研究』『去来先生全集』他多数の著作をもつ文学博士の大内初夫先生が編著者としてお書きくださった。

 今宵は、大内初夫先生の学問的な鑑賞を援用させて頂きながら作品を紹介する。

  君が手もまじる成べしはな薄 『猿蓑』(きみがても まじるなるべし はなすすき)

 季題は「花薄=秋」。この作品は去来の故郷の日見峠に句碑となっている。かつて、虚子が立ち寄った「芒塚」である。ホトトギスの門人ばかりでなく、300年以上も昔の芭蕉の高弟である。芭蕉の俳句論をまとめた『去来抄』はいわば俳句界の宝物。全国から、旅の途中で立ち寄っては花を手向けたであろう。

 掲句には、「つくしよりかへりけるに、ひみといふ山にて卯七と別(わかれ)て」と前書。卯七とは、去来の義理の従兄弟。

 句意は、遠く見返ると風に靡く一面のススキ、その白い穂波の中に、別れを惜しんで打ち振る君の手もまじっていることであろう、となる。

  あらそばの信濃の武士はまぶしかな 『花摘』

 季題は「蕎麦=秋」。「あらそば」は、「新蕎麦」のこと。前書に「甲陽軍鑑をよむ」。『甲陽軍鑑』は武田信玄・勝頼の事績を記した軍学書。蕎麦は信濃(長野県)なので枕詞のごとく用いてある。「まぶし」は真武士と、りっぱなのでまともに見ることのできない、意のまぶしいを掛けている。

 句意は、『甲陽軍鑑』に描かれた信濃の武士は、立派な武士で、まぶしいほどである、という意。

  湖の水まさりけり五月雨 『阿羅野』(みずうみの みずまさりけり さつきあめ)

 季題は「五月雨=夏」句意は、降り続く梅雨に広大な琵琶湖も水嵩が増したことだ、という意。

 梅雨時の琵琶湖の大観を、些事にとらわれず、おおまかに表現したもの。大景にふさわしくリズムもゆったりしている。

 許六(きょりく)は、この句を正風体の眼をひらいた句であり、また彼自身「夜の明けたこころがして、はじめて俳諧の本質を知った」(本朝文選・俳諧問答)という。

 向井去来(むかい・きょらい)は、慶安4年(1651年)- 宝永元年(1704)、儒医向井元升の二男として今の長崎市興善町の生まれ。俳諧は貞享元年、其角を通して蕉風に入門。数多い芭蕉の門弟の中で、儒家に生まれ高潔な精神と武士的気概を生きた去来は、芭蕉に篤く信頼され、俳諧の古今集といわれる『猿蓑』を凡兆と共編し、蕉門俳論書を代表する『去来抄』を遺した。「西国三十三ヶ国の俳諧奉行」とあだ名された。江戸時代前期の俳諧師。蕉門十哲の一人。


https://oggi.jp/6878018 【手を振る仕草にはどんな意味が? 男性の心理、女性の心理や仕草に込められた意味を深堀り!】より

帰り際に気になる人から手を振られて、ドキッとしたことはありませんか? 手を振るという行為は、相手への好意が込められていることが多いもの。今回は、手を振る男女の心理や手の振り方からわかる心理を解説します。

普段何気なくしている「手を振る」という行為。いつもは意識をしていなくても、帰り際に気になる人から手を振られたり、職場の異性から手を振られると、「どうして手を振られたんだろう?」と気になりませんか。そもそも「手を振る」という仕草には、どんな感情が込められているのでしょうか。今回は、手を振る男女の心理や手の振り方からわかる心理について解説します。

手を振る仕草にはどんな意味がある?

大きく手を振ったり、小さく手を振るなど、手を振るといっても様々な振り方があります。しかし、どの仕草にも共通しているのは、「相手に手のひらを見せている」ということ。「手の内を見せる」という慣用句があるように、手のひらを見せることは、「自分の考えを見せる」行為であるとも言えます。

日常生活では、好意を持っている相手に「自分のことを知ってほしい」「もっと親しくなりたい」という思いから手を振っているケースが多いでしょう。相手に対してオープンな気持ちで接している時、思わず手を振りたくなるのかもしれませんね。

手を振る男性の心理とは?

職場やプライベートで、女性に向かって手を振る男性は周りにいませんか? 恋愛感情なのか、それとも単なる挨拶なのか真意が気になるところ。さっそくその心理を探っていきましょう。

手を振る男性の心理

親近感を持っている もっと仲良くなりたい 場を盛り上げたい

親近感を持っている

子供の頃に無邪気に手を振っていた人も、大人になるにつれて気軽に手を振る機会は少なくなるもの。特に男性の場合、親しい友人や恋人でない限り、手を振ることはあまりないという人が多いでしょう。お辞儀や軽く手を挙げるのではなく、手を振ってくるのはあなたに親近感を持っているサインかもしれません。恋愛感情かどうかはさておいて、あなたに好意があると考えていいでしょう。

もっと仲良くなりたい

あなたともっと仲良くなりたいという気持ちから、手を振っているパターンも。特に職場で複数の男性がいる状況では、自分の存在をあなたにアピールしたいという心理から思わず手を振っている可能性もあります。「自分のことを特別に思ってほしい」「好印象を持ってほしい」と思っているのでしょう。他の異性には手を振っていないのに、あなただけに嬉しそうに手を振っている場合、脈ありサインと考えていいかもしれません。

場を盛り上げたい

異性の友人が多く、フレンドリーな男性の場合は、単なる挨拶の可能性も。恋愛感情ではなく、友達として好意を抱いているから手を振っているのかもしれません。サービス精神旺盛な男性であれば、場の雰囲気を盛り上げたいという気持ちから、大袈裟に手を振っていることもあるでしょう。

手を振る女性の心理とは?

職場での別れ際や、廊下ですれ違う時に、女性から手を振られて思わずドキッとする男性は多いもの。ニコニコしながら手を振ってきたり、恥ずかしそうな様子で手を振ってくる女性は、どんなことを考えているのでしょうか。女性側の心理も探っていきましょう。

手を振る女性の心理

親しい人への挨拶 可愛いと思われたい 相手に好意がある

親しい人への挨拶

女性は男性と比べると、日常生活で手を振る機会が多いもの。友人と会った時や別れ際などに、顔の下あたりで手を振る仕草をよくがちです。女性にとっては親しい人へ無意識にやる行為なので、特別な意味はない可能性も。「おはよう」「また明日ね」など、気軽な挨拶として手を振っているのです。

可愛いと思われたい

中には、わざと気になる異性に手を振る小悪魔タイプの女性も。服装や髪型だけでなく、可愛らしい仕草も、男性から「あの子、可愛いな」と思われる要素の一つと心得ているのでしょう。特に、自分にだけ笑顔を見せたり、少し恥ずかしそうに手を振っているのは、相手に好意があるサインと言えるかもしれません。

携帯をもって手をふる女性

(c)Shutterstock.com

相手に好意がある

たとえ日常的に手を振る習慣がある女性でも、嫌いな男性に手を振ることは滅多にありません。基本的に好意を持たれたら嫌だと思う人には、思わせぶりな行為はしないでしょう。そのため、反対に無邪気に手を振ってくれているのであれば、あなたに心を開いているサインとも言えそう。勇気を持って話しかけたら、距離が縮まるかもしれませんよ。

手の振り方からわかる男女の心理

大きく手を振ったり、真顔で手を振るなど、些細な仕草や表情に様々な心理が隠されています。気になる人が手を振ってきた場合、どのパターンに当てはまるのかチェックしてみてはいかがでしょうか。

手の振り方からわかる男女の心理

大きく手を振る 真顔で手を振る 振り返って手を振る

大きく手を振る

大きく手を振るのは、相手に会えた喜びや嬉しさを表します。特に、一緒に過ごした時間に満足した時は、別れ際に「バイバイ、またね」と言いながら大きく手を振ったりしませんか? リアクションが大きくなるのはそれだけ、あなたと会えたことが嬉しかった証拠と言えそうです。

真顔で手を振る

職場などで、男性から真顔で手を振られたことはありませんか? 「あまり親しくないのにどうして?」「ちょっと怖い」などと感じることもあるでしょう。先述したように男性は、好意を抱いていない相手に対して手を振ることは滅多にありません。真顔なのは、「笑顔を見せるのが恥ずかしい」「周囲にバレたくない」と考えているからかも…。人目が多い職場での、男性側の必死なアピールなのかもしれません。

振り返って手を振る

別れた後、振り返って手を振ってくるのは「名残惜しい」と思っている心理の表れ。あなたとの時間が楽しくて、まだ離れたくないと思っているのかもしれません。他にも何度も振り返って相手の様子を気にしていたり、相手の姿が見えなくなるまで手を振っているのはそれだけ気持ちが高まっているサイン。あなたに対して、特別な感情を抱いているのかも。

最後に

基本的に「手を振る」という行為は、相手に対して心を開いているサイン。「仲良くなりたい」という気持ちを伝えるコミュニケーション手段の一つと言えるでしょう。特に恋に不器用な人は、言葉で気持ちを伝えるのが恥ずかしく、手を振ることで好意をアピールしている可能性も。単なる好意なのか恋愛感情なのか判断に迷った場合は、本記事をヒントに相手の真意を探ってみてくださいね。