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テマヒマ

武相

2024.11.19 11:42

こんばんは。


高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食

に関する古書のセレクトショップ、お味噌や

発酵食品中心のカフェ、テマヒマ

プロデューサー、バイヤーの太田 準です。


6年半ほど前、初期テマヒマブログで、サラリーマン時代の自分のチームマネージメントスタイルについて、「チームの方向を示し、考え方をメンバーと共有し、メンバーに任せ、動きやすい環境を作り、その成長を見守る」といったものだったということを書いていました。部下の成長は感じられるが果たして自分は成長しているのだろうか?という疑問、プロデューサー的な仕事も嫌いじゃないけどシンガーソングライター的な仕事を欲していた、という企業を離れた理由みたいな文脈でした。

少し前に、前職の方やお取引先の方と飲む機会があって、マネージメントについて話すことがあって、実はそういった自分のスタイルが、自分の専門としない分野のチーム、しかもかなり大人数のチームを率いていたから、ということを思い出しました。


偶然なのか、必然なのか、お味噌作りやぬか床作りにおける、多様な菌に任せる、菌に活動する環境づくりみたいなこととも共通しています。発酵という現象を発酵という思考にまで転換、昇華していけば、よく言うようにモノサシ足り得ると考えています。前述のマネージメントスタイルについて仮に「発酵型マネージメント」と呼んでも良いのでは?と思ったり。


衆議院選挙直後の識者のコメントの中に、元京大総長で霊長類学舎の山際寿一さんが、民主主義は多数決で押し切るのではなく、少数派の意見に耳を傾け熟議を怠らないのが大切で、与野党拮抗はそのチャンスだと述べつつ、これからの時代は、ニホンザルのように自己の力を誇示するボス(下に付く者はボスに忖度する)ではなく、ある程度は現場に仕事を任せ、責任は自身がもつ姿勢をもったゴリラ型リーダーが求められると述べていて興味深かったです、ゴリラはのんびりしているように見えて群れの争いをすばやく仲裁し、身をていして外敵に立ち向かう性質があるそうです。「ゴリラ型マネージメント」でもいいか笑。

ちなみに霊長類が親密な群れを構成する場合、その上限は脳の構造に関係している(人類学者ロビン・ダンバー(英))そうで人間の場合は約150名だそうです。

その後、アメリカ大統領選挙でトランプ氏が返り咲いて、まさに「ボス」型な人物なだけに皮肉ではありますが・・・・


写真はちょうど一週間前に行った武相荘。旧白洲次郎・正子邸ですが、武蔵の国と相模の国の境に位置し、次郎自身の不愛想と掛けて名付けたそうです。心落ち着くのに心躍る場所でした。特にリーダーシップ論、マネージメント論について書いたからこの写真を選んだということではありません。タイトル二文字だけ内容と関係ないけど写真に合わせて「武相」とすることにします。

テマヒマは今日明日火曜水曜で定休日です。明後日11/21  11時オープンで皆様のお越しをお待ちしております。

今日も一日お疲れさまでした!好い夜をお過ごし下さい。