地域での「同質化圧力」に負けないために
「BEPPUローカルベンチャースクール」第1回に行ってきました。
今回の講演は、こちらのお二方でした。
1.「新しい時代を切り開く起業家精神とは?」
伊藤健太氏(株式会社ウェイビー代表取締役社長)
2.「起業家としての心構えと、成長するビジネスプランの事例」
佐藤真希子氏(株式会社iSGSインベストメントワークス 取締役 代表パートナー)
どちらも刺激的でしたが、地方に住む私としては、イトケンさんの下記の言葉が特に印象に残りました。
“ 地方・地域では、「同質化圧力」が非常にある。
ただ、そのような「同質化」の状態だったから、今までうまくいってなかったんでしょう? ”
さらに、懇親会で話す機会も持てました。
私が、「イトケンさんのように、外から意見を言っても、『同質化』の中では『多勢に無勢』になりませんか?」と聞くと、
「そうならないようにトップを押さえます。各地で、市長と一番仲良くなるようにしています。」
「その上で、そのまちのビジョンを描いて、市長以下、みなさんと進めて行きます。」
竹田にも、東京からコンサルタントが来ることがあるが、この「トップと握れているか、どうか」が大きな違いのように感じます。
また、地域の「同質化圧力」に負けないようにするには、「地域に入り込みすぎない」ことが重要でしょう。
ただ、私のように実際にその土地に住んでいるからこそ、「多少は、信頼されるようになったかな?」と思うのも事実です。。
セミナーのコーディネーターである村岡浩司さん(有限会社一平(九州パンケーキ)代表取締役)が仰っていた、「内と外の使い分け」がまさに必要。
つまり、普段は身近な内側に物理的には住みつつも、外から新しい刺激や情報を持ち帰ってくる。
そして、その外からの情報を、適切にその地域に合わせて転換し、還元するようにする。
地域では、適度に同質化しつつも、外からの刺激を常に与えられる存在になることが重要だなあと、改めて感じました。