【開催レポート】第3回　まちを知る② 利根川以北＆広域編

第3回のテーマは「まちを知る② 利根川以北＆広域編」。

前回は佐原エリアにクローズアップして歴史的背景から地域特性を考える回でしたが、今回は佐原の中心エリアから視野を広げ周辺地域で活躍している地域の実践者の方々をゲストに招いてレクチャーを受ける回でした。

まず最初のレクチャーゲストは、香取市白井地区で農園を運営をされている、まぁずファーム園主の齋藤久美子さん。

栽培期間中無農薬や少量多品目といった野菜づくりから、飲食店への卸しやマルシェ等での個人向け販売など、生産から出口までこだわった農園運営についてお話しして頂きました。

つづいて、訪問看護ステーションSUNを開設・運営され、現役の看護師としても活躍されている越川彩乃さんから、開設までの経緯や取り組みのお話しをして頂きました。

自身の経験をもとに利用者やスタッフにもより良い施設を目指したというお話しは、収益性だけでなく自身の生活に即した事業環境を構築することの大切さに気付かされる内容でした。

後半は、茨城大洗町で不動産業を主軸に事業展開されている株式会社Coelacanthの佐藤穂奈美さんに、第２期に引き続きレクチャーしてもらいました。

自身の出身地に戻り、「自分が楽しく暮らしたい」を原点として地元の仲間達と地域を盛り上げるために行った様々な事例や実践されている事業を紹介してもらいました。

３人の実践者のお話しの中には、プロジェクトや事業を起こすなかで、それを展開する場・地域、利用者・消費者との関係性の大切さが共通としてありました。

実践プランを考えるなかで、誰に、どのようなモノ・コトを、どう届けたいか？それらを改めて考える回となったかと思います。

レポート作成：

佐々木一成（関内イノベーションイニシアティブ）