Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

第1回南伊豆ぼちぼちマラソンvol.4

2024.11.26 10:18


伊豆下田経済新聞👇


さて、お待たせしました。去る(猿)11月17日に開催された第1回南伊豆ぼちぼちマラソン「レース編」。昨日は、スタートして、のりべんさんを先頭に他の会員は追い抜くなルールを設定したにもかかわらず、途中からうやむやになり、坂を登り、坂を下り、30キロ地点を通過したところまでお伝えしました。タイムを狙うフルマラソンのレースならここから我慢のしどころになるわけですが、お猿さん軍団、果たして楽しくゴールすることができたのでしょうか?では、のりべんさん、さっそくレポートお願いいたしまっす✋









第1回南伊豆ぼちぼちマラソンソン

~のりべんのレース編2~



山を下りきる手前、ほぼ35キロ地点に焼きそばに玄米粥、コーヒーを振舞うエイドがあった。辿り着いたのはまだ午後2時前だったと思う。残り7キロ余り、もう制限時間は早い方も遅い方も問題ない。



そんな余裕もあってか、ここで飲んだコーヒーが最高に美味しかった。エイドによくあるインスタントではなく、地元のちょっと渋いマスターが手作業でポタポタと落としてくれる本格コーヒーだ。余りのおいしさに私とA猿は長蛇の列に並んでお代わり。実に9箇所目のエイド。そこまでで既にトコブシ、チュロス、トルティーヤ、猪汁にポタージュスープ、マンゴーゼリーと魅力的なメニューは沢山出ていたが、私の中ではここのコーヒーが今大会のNo1だった



コーヒーを飲み終えると残り7キロ、4キロ程先にある最後のエイドに向けてスタート。残りの山を下りきれば、あとは川沿いをなだらかに下っていくだけだ。



余裕ができて途中途中でまた遊び始め、白玉ぜんざいとお漬物のラストエイドを超えるといよいよ残り僅か3キロ。ここまでくるともはや終わってしまうことが寂しく名残惜しかった。「ゆっくり、できるだけ長く走ってこの時間を満喫しよう」と言う猿もいた。



残り2キロを切り、1キロを切ってゴールが近づくと、みんなでゴールシーンをイメージして何度も最後の流れを確認した。そしていよいよ青野川公園に差し掛かった。コースは拠点となっている青野川公園の周りを競技場のトラックを回るように半周し、最後は公園内に入ってフィニッシュゲートまで直進する流れだ。



トラックに入ると私達は阿吽の呼吸で開催ありがとうの順に縦列をなし、一糸乱れず等間隔で進んでいった。私達の姿を見ると会場内から「帰ってきたねー。待ってたよー」の声があがり、公園内にいる大会運営者はもとより走り終えたランナーたちの視線が一気に私達に向けられた。そして拍手が巻き起こり、調子に乗った私たちはウイニングランさながらに周りに手を振り、ありがとーと笑顔で答えて公園内に入っていった。


言葉では伝えきれない至福の瞬間だった。その時、後ろからA猿の「どうしよう。感動で体がふるえてきちゃった」という言葉が聞こえた。同じだ。より一体感を感じた瞬間だった。


公園に入るとまたまた阿吽の呼吸で縦列は横列となり、手を繋いでゴールすると、A猿の号令でいっせいに回れ右してコースに向かって「ありがとうございました」とお礼を言った。



終わってしまった―。楽しかったー。


平均年齢60歳、しかも3人は女性という私達が全身タイツに身を包み、猿になりきるにはそれなりに勇気と覚悟が必要だった。それでも一緒にやれる仲間がいたからできた。やると決めたら恥ずかしがる者、反対する者はだれ一人いなかった。本当にいい仲間に出会えた。心からそう思う。


帰り際、“全てを出し切った。燃え尽きた。来年のことはまだ何も考えられない”


と真っ白になっていると、小学校3~4年と思われるぼちぼちランナーの男の子と一緒に大阪から参加していたおばあちゃんが近づいてきた。そして「来年、何をやるか決まったら事前に教えてください。来年はこの子にも同じ仮装をさせて走りたいから」と真顔で言われた。


そう言われて嬉しいのだが・・、私達、来年も仮装して参加する前提じゃん。。。


来年、どうなるかはまだわからない。でももしまた仲間と仮装賞に挑めるのなら、それは凄く幸わせな事だ。その機会を得られたなら、その時はまた目一杯楽しもう。





~おしまい~








いやぁ、ゴール前からゴールするまでのくだりは、感動すら覚えます、泣。平均年齢60歳の全身タイツ七人(猿)衆、よくがんばりました、一人だけ色違いのトナカイだったけど(笑) それでも、いろんなメディアに取り上げられたり、おばあちゃんはじめ多数の応援のみなさんや他のランナーの心をわしづかみにした思い出は一生モノですね。あらためて、仮装大賞受賞、おめでとうございます㊗️🎉🏆 ということで、会員数現在141名の静岡走ろう会、ストイックに記録を追い求め続けているシリアスランナーもいれば、100キロや100マイルを完走するウルトラランナーもいれば、健康維持を目的としたジョグランナーも、これから走ってみようというビギナーランナーもいるわけですが、こうして仮装ランナーも多数在籍しております。われわれの理念は...


「確かなランニング文化を、静岡に。」


引き続き、新入会員募集中ですので、ぜひ興味を持たれた方は、まずは体験参加からおいでください。静岡に、ランニングの楽しさを感じてもらえる県民・市民が一人でも増えるよう、ひきつづき静岡走ろう会は活動してまいります、ウッキー🐵


(KBT)