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「無証之罪」第十二集(大結局)

2019.01.20 00:44

「無証之罪」第十二集(大結局)

朱慧茹から電話がかかってきた。「郭羽、早く来て!!」どこにいるんだ!?だが電話はすぐ切れてしまった。郭羽は電話の電波から居場所を探させるが結局つきとめられなかった。

李豊田は慧茹を殺す気だ、そして次は自分の番だ…郭羽は荷物をまとめ海外へ脱出しようと家を出る、が、彼の目の前に立っていたのは慧茹だった。実は彼女は郭羽が寝入った隙に彼のスマホを見た。李豊田が海先輩を殺害する動画が入っていた…。慧茹は煙草の吸殻を洗面所に落とし家を出た。あたかも誰かに連れ去られたような 電話をかけた…。

あなたは色んな人に助けられてきたのに、一人で逃げようとした!心底見損なった!慧茹は罵倒する。そしてもはや自首するしかないと言う。スマホに入っている動画、それにキンパツを殺した時の血の付いたナイフ…捨てることもできず保管していたこれが決定的な証拠となるのだ!郭羽はこうするしかなかったんだと慧茹にナイフを向け逼る。だが慧茹はひるむこともなくさっさと殺せと吐く。郭羽はナイフを下ろし、もうこうなったらあいつを殺すしかないと叫ぶ。と、その視線の先に李豊田が立っていた。その手には銃を持っていた。


厳良はついに李豊田が金属加工工場で働いていることを突き止めた。だが林奇に見つかり署へ連行された。李豊田を恨む気持ちはわかるが殺してはいけない、林奇は再度厳良に言い聞かせる。だが厳良は林奇を手錠でベッドに繋ぎ出て行った。林奇は必死にベッドを引きずり動かし助けを呼ぶ。

李豊田は二人を金属加工工場へと連れて来た。朱慧茹を縛り上げ、そして郭羽にクレーンのコントローラーを握らせ、どろどろに溶けた高温の金属を彼女の頭上から振り注ぐことを強要する。できないと泣いて許しを請うが李豊田は郭羽に銃を突きつける。その時、背後から厳良が銃を奪い取り李豊田に突きつけた!李豊田はゆっくりと両手を挙げる。郭羽は殺せ、今すぐそいつを殺せと何度も叫ぶ。だが額に銃口を突きつけられても李豊田はニヤニヤと笑みを浮かべている。と朱慧茹が自力でロープをほどき逃げだした。一瞬の隙をついて李豊田が厳良の銃を奪おうとする。取っ組み合いになりそして李豊田が厳良に銃を向ける…その時慧茹が配電盤のブレーカーを切った。辺りは真っ暗になる。同時に銃声が響いた。

腕に銃弾を受けた厳良は暗闇に紛れて逃げる。だが李豊田は再び電気をつけると、彼の血の跡を追ってゆっくりと近づいてくる…。「こらァ!出てこーい!!」李豊田は大声で怒鳴るが三人は必死に声を潜める。すると李豊田はニヤリとすると沢山並んでいるガスボンベから次々とガスを噴射し始めた。

厳良は時間を稼ぐために鉄の棒を手に李豊田の背後を狙うが銃を突き付けられた。「そこまでよ!」声がするその方向には、李豊田に拳銃を向ける林奇の姿があった。彼女が駆け付けることは厳良は計算済みだったのだ。だが李豊田は厳良を人質に取り銃口を押し付ける。厳良は自分ごと奴を打てと林奇に叫ぶが林奇は首を振る。三つ数える間に銃を下ろせと李豊田は逼る。一、二…三!

銃声が響いた。林奇の放った銃弾は厳良の肩を貫通し李豊田の額に命中していた…。

隠れていた朱慧茹と郭羽だが、郭羽はたとえこの場を生き残ることができても、自分にこの先生きる資格はないと自ら胸を突いて息絶えた。


厳良はすぐに救急車で運ばれて行った。朱慧茹は手錠をかけられ連行される。刑事らは中に残っているという郭羽の遺体を回収に行くが、その場所に彼の姿はなく血だまりと彼が胸を突いた鉄の棒が残っているだけだった…。

郭羽は痛む胸を抑えながら車で逃走する。だが前方に眩しい光が見える。道路は既に警察によって封鎖されていたのだ。そして背後からもパトカーが迫って来た…。


厳良の快気祝いに刑事課の皆が集まった。趙局長はこれでまた復帰だなと言い皆も歓迎するが、しかし厳良は刑事に戻る気はないと答える。

会場を後にした厳良は駱聞の遺品である絵に火を点けて、事件がやっと終わり仇を討ったことを空の駱聞に報告するのだった。(終)

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なんかもうこの回だけで郭羽のクソっぷりが凄いな。ここでようやく代旭をキャスティングした理由がわかったよ…。

最後はちゃんと厳良が主人公になっててようございました。報われたね。