常連さんの会
11月21日(木)湖北台近隣センターにてお茶っこ会を開催しました。高校生を含む9名参加でした。
今回は常連さんの会
でしたね。
それぞれに課題はあるけれど、お母さんたちがしっかり自分のことばで語り、気づきを伝え合い、一緒にお子さんたちを見守っているような関係。本当に頼もしくて、
皆さんの希望の光です。
そして、
初めからそうだった訳ではない
ことも、お互いが知っています。
苦しいこともたくさん吐き出しました。弱音も吐くし、グチも言うし、どうしたらいいのか、これでいいのか、みんなに聞いたりもしました。
(それが今や推し活の話で盛り上がって笑いが絶えない。笑)
だから、新しく来られた方や、苦しさど真ん中のお母さん・お父さんたちも全肯定で迎えてくれます。ご縁があって出会えることを、きっと常連さんたちも待っていてくれると思います。
お茶っこ会に参加し始めた頃は中学生だったお子さんたちも、みんな高校生になりました。
学校行事を楽しんでいる子、友達関係で試行錯誤している子、緊張と不安と付き合いながら精一杯の思いで通っている子、親がかりだったレポートをいつの間にか自分で取り組むようになった子、自分のペースで自分らしく過ごせるようになった子、、、。
不登校って、怠けてるとか甘えてるとか言われることもあるけれど、
前へ進みたい、成長したい、自分らしく生きたい、
という思いが、どのお子さんからも感じられます。
部屋でじっとしているように見えるお子さんも、暴れちゃうお子さんも、好きなことしかしていないように見えるお子さんも、きっとそうなんだと思います。
学校へ行っているきょうだいへの接し方
も話題になりました。
学校に行ってる子はもちろんがんばっている。そしてつい「(行ってない子)は自分よりがんばってない」と感じがち。「(行ってない子)は親を困らせている」と敵視につながることもあるようです。
親としては挟まれて悩みますよね。
学校に行っていても行っていなくても、がんばっていてもがんばれていなくても、どちらも大事な我が子だよ、という姿勢は、矛盾しないと思います。
どちらかに共感するというのは、もう一人を排除することではない。
もし、勉強や部活がんばったねー!と一人に言った時にもう一人が拗ねてしまったとしても、
あなたのことだってがんばってると思っているよという動じなさで、
その子にはその子のタイミングでがんばってるねと声をかけてあげてほしい。
がんばるとか関係なく、大好きだよ、大事だよというメッセージをどちらにも送り続けてほしい。
どちらかのせいで親が困っているという態度はできるだけ控えたい。その態度がきょうだいを引き裂くから。
学校に行っている子をかばうでもなく、行っていない子を特別扱いするでもなく、フラットに当たり前に動じずにいたいですね。動じちゃうときはぜひみんなに弱音を吐きにきてください。
「見守る」と「放置」の違い
も話題に出ました。
子どもをよく見て理解しているからこその「手や口を出さない見守り」。
だから、本当に必要なタイミングで必要な手や口が出せる。決して「放置」ではない。
そして、子どもを理解するには、子どもの表立った言動だけにとらわれない、本当の状況や気持ちを理解しようとする姿勢が大事だなと感じます。
しっかりしているように見えるけど、無理してないかな?
元気に見えるけど、本当はカラ元気かな?
なじんでいるように見えるけど、過剰適応してないかな?
本人もことばにしきれない気持ちがあったり、本当にそう感じたんだろうけど大げさに表現していたり、本人の中でも矛盾した思いがあったりするんだろうな。
例え本当に大丈夫だとしても、誰かにねぎらってもらいたかったり甘えたかったり、大人でもするよね。
全部深読みして疑心暗鬼になってもいけないけど、大人には(本人にも)分かりにくい何かがあるかもしれない、といつもちょっと頭の片隅に置いておきたいなと思いました。(S)