ZIPANG-10 TOKIO 2020令和6年度「幻の三体月観月会」のお知らせ~先着20名~
熊野本宮大社の創建
幻の三体月観月会
「11月23日の月が出たとき、山頂で法力を得た。村の衆も11月23日に山に登り、月出を拝むがよい。三体の月が現れるであろう。」
その昔、熊野で修業していた修験者に告げられた村人たちが、翌年の11月23日に山頂に登ってみたところ、月の左右からさらに一体ずつの月が現れ、三体の月が見事に登ったという云われがあり、熊野では、毎年旧暦の11月23日に、月待ち行事を行っています。
また、熊野本宮大社にも三体月にまつわる伝説があります。熊野本宮大社旧社地大斎原のイチイの巨木に降臨した三体の月は、自らを熊野三所権現であるといい、社殿を創って祀るようにと神勅を下しました。この命により大斎原に熊野本宮大社の社殿が創建されたと云われています。
旧暦23日の月は、二十三夜月と呼ばれ、深夜になってようやく姿を現します。熊野の山々に囲まれた熊野本宮は人工的な灯りが少なく、夜空には美しい星空が広がります。星空案内人のお話に耳を傾けながら、月待ちをしてみませんか。さあ、今年は三体の月を見ることはできるでしょうか・・・。
◆日程・申込先◆
日時:令和6年12月23日(月) 23:00~25:30(22:30受付開始)※雨天中止
場所:本宮町大日山(世界遺産熊野本宮館よりバスで送迎)
参加費:無料
募集人数:先着20名(要事前申込)
申込先:熊野本宮観光協会 TEL: 0735-42-0735 / e-mail: info@hongu.jp
主催:熊野本宮観光協会
◆タイムスケジュール◆
22:30 受付開始(集合場所:世界遺産熊野本宮館)
23:00 世界遺産熊野本宮館出発
23:20 大日山到着
23:30 星空観月会
0:34 月の出
1:00 大日山出発
1:30 世界遺産熊野本宮館到着解散
◆ふるまい◆
月待ち中、暖をとれるよう、温泉コーヒー、うどん等を配布する。
・冬季の夜間、野外イベントですので、温かい服装でお越しください。
・バスから会場まで歩いて移動します。懐中電灯をお持ちください。
・現地会場には、暖房器具などはございません。焚火等もいたしません。
・現地会場には、簡易なトイレを設置いたします。
・ブランケット、アルミマットはこちらでご用意いたします。
・雨天中止です。当日の17時までに開催の最終判断を行い、中止の場合は個別に電話連絡いたします。天気予報で雨天が明らかな場合は、前日または前々日に中止を発表する場合もございます。
関連情報
令和6年度 川湯温泉「仙人風呂」開湯のお知らせ
〇仙人風呂
開設期間:令和6年12月1日(日)~令和7年2月28日(金)(約3ヶ月間)予定
開設時間:午前6時30分~午後10時
入浴料:無料
更衣室:期間中開放
鎹八咫烏 記
石川県 いしかわ観光特使
伊勢「斎宮」明和町観光大使
協力(敬称略)
紅山子(こうざんし)
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アーカイブ リンク記事をご覧ください。
世界遺産登録 世界が認めた!熊野本宮大社
熊野本宮大社 証誠殿(神門より)
紀伊山地は本州最南端、太平洋に張り出す紀伊半島に位置し、標高1,000m~2,000m級の山脈が縦横に走り、年間3,000mmを超える豊かな降水量が深い森林をはぐくむ山岳地帯である。
紀伊山地は太古の昔から自然信仰の精神を育んだ地で、6世紀に仏教が伝来した以降、紀伊山地は真言密教をはじめとする山岳修行の場となった。中でも、山岳修行により超自然的能力を獲得することを目的として10世紀中ごろから11世紀代に成立した修験道は、特に大峰山系の山岳地帯を中心的な修行の場としていた。また、9~10世紀に広く流布した「神仏習合」思想(日本古来の神々は仏教の諸尊が姿を変えて現れたものとする日本固有の思想)の聖地としても信仰を集めていた。
さらに、10~11世紀頃の日本では「末法思想」(仏法が衰え世も末になるという思想)が流行し、死後に阿弥陀仏の居所である極楽浄土に往生することを願う「浄土宗(法然上人)」という仏教の教えが貴族や庶民の間に広まりました。これに伴って、都の南方に広がる紀伊山地には仏教諸尊の浄土があると信じられるようになり、この地の霊場としての性質がいっそう強まりました。この地方の神聖性がことさら重要視されるようになった背景には、深い山々が南の海に迫るという独特の地形や、両者が織り成す対照的な景観構成などが大きく影響していたものと考えられている。
このような特有の地形及び気候、植生などの自然環境に根ざして育まれた多様な信仰の形態を背景として、「吉野・大峯」、「熊野三山」、「高野山」と呼ばれる顕著な三つの霊場とそれらを結ぶ「参詣道」が形成されました。
(詳細は下記のURLよりご覧ください。)
ZIPANG TOKIO 2020「世界が認めた!厚い信仰の聖地 熊野の神 熊野本宮大社 世界遺産登録」
https://tokyo2020-summer.themedia.jp/posts/2808217
八咫(やた)の火祭りとは
人々を幸福に導く『導きの祭り』
神の使い『八咫烏』が神武天皇を正しい道へ導いたという言い伝えにならい、この祭りは人々を幸福に導く『導きの祭り』である。
熊野本宮大社 八咫の火祭り
この火祭りは、本宮町の長い歴史と現代の感性を織り交ぜた新しいお祭り。 時代行列の古式ゆかしい「祀り」から太鼓、踊り、花火という勇壮でパワフルな 「祭り」へと変化していく。
古代、奥深い熊野の山に迷った神武天皇を熊野の神の使いである 『八咫烏』が正しい道へ導いたという言い伝えがある。
この言い伝えにならい、この祭りは、「人々を幸福に導く」という意味を込めて 『導きの祭り』である。
川湯温泉
川湯温泉 仙人風呂
野趣豊かな露天風呂。熊野に行かれたら是非、お立ち寄りを!