第30番札所 御手の観音堂(みてのかんのんどう)
2024.09.11 11:40
●入り口
札の辻交差点から町並み保存の表通りを200m下り、香蘭社の対面から桂雲寺参道を50m上る
●札所堂宇
札所堂宇は、桂雲寺門前の駐車場の南側にあり
●安置仏
本尊
御手の観音
現在は盗難防止のために本堂に安置
堂宇内
左側/観音像:磁器像と木像
中央/弘法大師:陶器像
右側/不動明王
●歴史
1720年頃に、藤津郡岩屋観音堂(現鹿島市能古見)から遷宮安置かと伝わる。
堂宇前の墓碑に眠る夫婦が運んできた、と伝わる。
以降、有田皿山の濃み娘(女性の絵師)が毎年の大晦日に参詣する慣習が育つ。
堂宇は1909年に改築されている。
●漢字
この漢字を、ガイド本巻末の チェックシート「30番」の所に、順礼の証しとして、書き写していきます。
●近くの見どころ・施設
1.桂雲寺
場所
札所の対面
由緒
臨済宗の寺院で開山は不明。1771年頃か
本尊は薬師如来
2.香蘭社
場所
札所から表通りへ下りて対面
由緒
江戸期から有田皿山幸平山の窯焼で深川家を継ぐ
1875年に国内初の陶磁器会社を設立
以降、有田焼産業の中心的窯元を継承
3.今右衛門窯
場所
札所から表通りへ下りて、南へ50m
由緒
江戸期からの窯焼で、佐賀藩窯製品の上絵付け専属窯であった
大川内山の藩窯で製作された染付製品が有田皿山へ運ばれ、今右衛門窯で上絵付けして、皿山代官所に納品された
今泉家の南隣に、今右衛門美術館を併設
●第31番札所への道案内