提案『クリスマスツリーの飾り方』
12月に入りクリスマスツリーを出されたというご家庭も多いでしょう。子供達にとってはこのツリーを出して飾り立てる時がクリスマスを待ちきれないワクワク感の始まりではないでしょうか。今回はツリーの飾り方について提案した後、私一押しのデザイナーさんによる我が家のツリー飾り立てを公開いたします。
1、クリスマスツリーを飾る理由
世界的イベントになっているクリスマスですがキリストの誕生を祝う日とした神聖な日です。日本では12月に入ると街の至る所でクリスマスカラーが彩りを添え、ツリーが華やかに象徴的にクリスマスの訪れを知らせてくれます。そんなイベントとしてクリスマスを迎えるご家庭も多いのではないでしょうか。子供達はサンタさんからのプレゼントを心待ちにし、大人はクリスマスパーティに心躍らせていることでしょう。少しだけクリスマスを奥深いものにするとすれば、ツリーを飾り立てながら希望を心に灯して他者を思いやる心の育みも意識させる行動であってほしいと思います。
2、クリスマスツリーのサイズを変え楽しむ
クリスマスツリーといえばモミの木や樫の木にオーナメントを飾り立てますが、モミや樫の木は厳しい冬にも青々とした葉を生い茂る常緑樹で永遠の象徴を意味しています。我が家ではその常緑樹と子供達の成長を願い子供の成長に合わせて大きさを変えてきました。と同時に子供達がオーナメントを飾り立てるのに最適な大きさを考慮してのことです。最初のツリーは50cmの小さなツリーから我が家のツリー歴史が始まっています。大きなツリーだと子供達は顔を上げて手を伸ばしての不自然な体制での飾り付けをしなければなりません。そうすると疲れて飾り付けをしなくなってしまいます。それでは楽しむことができないのでコンパクトな小さなツリーで良いと考えていました。徐々に大きくなっていくので買い替えにはなりその金額が勿体無いとの意見もありますが、子供達の経験を考えると金額動向というものではないと考えています。現在のような高さのあるツリーの着地点を迎えていますが皆さんの目を楽しませているようなのでこれからも続けていくことになるでしょう。
3、子供の手作りオーナメントを飾る
我が家では家のリビングには旅先で集めたオーナメントたちを飾り立てたツリーが君臨し、一方玄関の靴箱の上やキッチンカウンターには小さなツリーを置いていました。毎年クリスマスシーズンに行うオーナメント作りも恒例だったのでそのツリーに手作り感満載の作品を飾ることを行いました。オーナメントをツリーに飾る訳といえばアダムとイヴの話になりますが、知恵の木の実で豊かな実りや幸せを意味しているので一番最初に我が家で手作りしたのはりんごのオーナメントでした。
来年度はこの手作りオーナメントの記事の企画を立てております。一年後にまた提案をさせていただきます。
4、色々なオーナメントを飾り楽しむ
我が家では必ずクリスマスシーズンはクリスマスを謳歌する旅行に出掛け、その土地のオーナメントを購入し、翌年にそれらを飾り前年の旅を思い出すようにしていました。フィンランドの麦わらのヤギ、スウェーデンの麦わらトムテや白樺の皮で作ったオーナメント、ドイツの伝統的小さな木製の人形、チェコのレースエンジェル、ヴェネチアの繊細なガラスオーナメントなど所変われば品変わるで表情の異なるツリーを楽しんできました。昨今は日本にいながら世界各国のオーナメントが入手可能ですから世界地図や地球儀を片手に飾り付けを楽しむことができるかも知れません。
5、プロのツリーの飾り立て
2mのツリーを飾り立てるには体力的に厳しくなってきたのでプロのお力をお借りして2年越しに完成したツリーを今年はお披露目することができます。
今回は那覇市泊のアーティフィシャルフラワー&インテリア雑貨 『 anji 』のデザイナーさんとアシスタントさんにツリーを飾り立てていただきました。
先ずは組み立てたツリーの葉枝を広げることからスタートします。木々や葉は光を求めて上を向き枝を張らせる様子を思い描きながら一つ一つ丁寧に土台を作ります。この作業は本当に大変で私は毎年端折ることが多いのですがデザイナーさんは全く手を抜きませんでした。
土台ができたら脚立に上がりワイヤーの入ったシルバーリボンを手慣れた手つきで3度ほどふんわりリボン状にしてからトップに飾り付けていきます土台を作ったらまずリボンを先に飾ります。ツリーの周りを一周してグルグルとリボンを巻き付けるとツリーを縛ることになるので、縦のラインでふわりと差し込んでいくようにリボンを配置していくのだそうです。
そして枝物をモミの枝に載せる感じで差し込んでいきます。まるで生花の投げに似ているなと見ていました。
リボンと枝物をツリーにさすと以下のような感じになりほぼ形が決まりました。この時のコツは縦横同じラインに飾りが並ばないように上下左右非対称に配置することだそうですが、これがなかなか素人には難しいといえそうです。その訳を伺うと「人工物なので敢えて自然のアンバランスさを表現する」ということがポイントと仰っていました。
ここからこれまで集めてきたオーナメントたちを飾り立てていきます。
ツリーの中奥にゴールドのありふれたボール状のオーナメントを飾ります。その後それぞれのオーナメントを配置します。リボンは縦に流れ、白のポインセチアがあらゆる角度に花開き、シャンパンゴールドやグリーン系のオーナメントがバランスよく配置されどこの角度から見ても美しい作品となりました。