【諸乗法数】7-21

【諸乗法数】7-21

懺悔七心　

阿毗達摩　

生大慙愧　

深畏果報　

厭難欲染　

發菩提心　

冤親平等

念報佛恩　

觀罪性空

註　懺悔の法七種。七種懺悔心とも。

生大慙愧心　天に慙し人に愧じる心を起す。

深畏果報　恐怖心ともいい、己の犯した罪が如何なる果報を齎すか恐れること。

厭難欲染心　厭離心ともいい、欲望から離れ難いことを厭う心。

発菩提心　菩提を願う心を起すこと。

冤親平等心　一切の衆生は平等と思い、普く救う心を起すこと。

念報佛恩心　佛の恩を有難く受け、それに報いようとすること。

観罪性空心　罪は本来空であり実体の無いものと観じることにより、罪そのものを煩悩のためと思い悔い改めること。

出典は『阿毗達摩論』とあるが、実は唐の僧智玄の撰した『慈悲三昧水懺』三巻。智玄は中唐の僧。大正蔵では四十五冊に所収。