体を使う、足を使う
先日Instagramを開いたら、保護猫活動をされている方の投稿でかわいい子猫のリール動画が流れてきました。そのチビ猫ちゃんは後ろ片足が不自由で、しっかり力を入れて立てない状態。映像では片足が引きずられる感じでぷらーんとしていました。
だけどある日、新しく保護されたチビ猫ちゃんが仲間に入ったら、一緒に遊びたくて遊びたくて走り回っているうちにしっかり足に力が入るようになっていたそうです。ハンディがあったのが嘘みたいに復活!詳しい全部の投稿は見ていませんが、リハビリとマッサージは行っていたようで、あとは自然な遊びの中で回復した印象を受けました。
それを見て、思い出したことが2つ。1つはかなり大昔に見たテレビ番組。うろ覚えですが、確か外国の映像だったと思います。何かの病気で足が動かない状態の男の子がいて、その男の子の家にはワンちゃんがいました。
なぜかそのワンちゃんは、毎日毎日、男の子の足をずっと舐めていたそうです。その不思議な行動がが続いたある日、男の子の足が動くようになったという奇跡の出来事の紹介でした。
それからもう1つは、我が家にいた2匹のにゃんこ。先代猫が20歳を過ぎてからだったと思うのですが、生後1か月を過ぎて貰い手を探されていたチビ猫を家族に迎え入れたばかりの頃の話です。まだまだ子猫のチビ助は、先代猫と一緒に遊びたくて遊びたくて仕方ない。だけど年を取って階段や高い所に上がるのも避けるくらいおばあちゃんになった先代猫は、ゆっくりのんびり過ごしたい。チビ猫とはちょっと距離を取りたい様子でした。
そんなある日、先代猫が自分から階段を上って行って驚きました。しかも走って上っている!それは元気過ぎるチビ助から離れたい気持ちからの行動だったと思うのですが、別の視点から見ると、持っていた能力をチビちゃんのおかげで発揮できて、元気をもらったような感じにも思えました。もう階段を上る元気もないのかと思っていたのに、「あれっ?!上れたの?!」という驚き。猫でも面倒くさがったりするんだという新発見のような感じでもありました。
高齢になってから子猫を連れてきてごめんねという気持ちにもなっていましたが、時間の経過でそれぞれの過ごし方の距離も出来てきて、その子が来たからこその若返りがあったようにも思っていたのを思い出しました。
官足法では血液の循環を大切に考えますが、(無理のしすぎはよくないですが)体を動かす事や使うことも大切♪「出来ないだろう」「出来ないはず」「無理」という周囲や本人の決めつけで、持っている能力を閉じ込めてしまわないようにしたいですね。
今回は足もみがメインの話ではありませんでしたが、何かのヒントになれば幸いです。