洋楽大物コラボ曲が興隆、ロゼやレディー・ガガに続くロングヒットを狙う
今週のチャートでは、トップ独走中のロゼ & ブルーノ・マーズ「APT.」に続けとばかりに洋楽ビッグネームによるコラボレーション楽曲が目立った。
ピットブル x ボン・ジョヴィ「ナウ・オア・ネヴァー」(20位→28位)は、ボン・ジョヴィのヒット曲「イッツ・マイ・ライフ」をリミックスしたもの。11月15日放送のJ-WAVE『START LINE』での初オンエアを皮切りに少しずつ波及していき前週チャートに初登場。今週、オンエア数は若干減じたものの、オンエア獲得ステーション数を増やしつつリクエストオンエアも確認され始めている。
ボン・ジョヴィはベストアルバムの発売と重なり、「リビン・オン・ア・プレイヤー」(26位→41位)、そして原曲の「イッツ・マイ・ライフ」(161位→95位)も同時チャートイン中。さらなる相乗効果に期待したいところだ。
ケンドリック・ラマーが11月22日にリリースしたアルバム『GNX』からは、シザをフィーチャーした「ルーサー」が今週29位に初登場。続いてエルトン・ジョン&ブランディ・カーライル「ネヴァー・トゥー・レイト」(53位→34位)は、ドキュメンタリー『エルトン・ジョン:Never Too Late』のために書き下ろされた曲で、11月15日の配信リリースを経て前週チャートに初登場し、今週さらにオンエアを伸ばした。
そしてロングヒット中のレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(97位→50位)は、8月の配信リリースより継続して多数オンエアを獲得。今週でチャートイン16週目を迎えるなかでの再伸長となった。未だリクエストオンエアも確認されるなどリスナーからの支持を得ており、まだしばらくチャートインは続くとみられる。
というわけで、ブルーノ・マーズはロゼとレディー・ガガとのコラボ曲でロングヒットを記録中だ。前者は中毒性のある今どきの曲で、後者は往年の聴かせる曲と、全くタイプの異なる音楽で世界中の音楽ファンを虜にしている。2025年は“ブルーノ・マーズとのコラボ”がグローバルヒットの要になりそうな予感だ。