新EU著作権指令に対してGoogleがとった措置は…

EUの著作権法改正で記事の抜粋転載にもお金を払わなければならなくなる流れを受け、Googleが「こうなるよ」とばかりに、Search Engine Landを通して白抜きのニュースサイトをリーク。

新EU著作権指令は欧州議会が昨年9月に可決したもので、最終的な文言は今週あたり発表になると言われている。騒ぎになっているのは報道・音楽業界からの突き上げで生まれた第11条と第13条。いわゆるリンク税（正確には抜粋転載使用料です）やコンテンツフィルターとか呼ばれてるものだ。

新EU著作権指令は以下の通り

第11条（抜粋使用料）：Google、Bingなどのニュース収集サイトは記事の抜粋についても、免責不能な使用料を支払うものとする。

第13条（フィルター義務）：Google、YouTube、Facebook、Twitterなどのプラットフォームは、利用者からアップロードされるコンテンツを監視し、著作権違反摘発に努めなければならず、怠った場合は法的責任を負う。

以前もこのような問題があった。ドイツの新聞協会や新聞社が「抜粋にも使用料量を支払え」とGoogleを訴えたが、それに対しGoogle側が「ならば載せない」と表示をやめるとアクセス激減で新聞社に大打撃となり、結果的にGoogleに降参する形となった。

今回の新EU著作権指令の問題もそのようになるのではと噂されている。