マイクロストラテジーがNASDAQ100指数に採用
執筆者:小山英斗
株式投資している人のなかには、NASDAQ100指数への連動を目指す投資信託を購入している人も多いのではないでしょうか?
NASDAQ100指数は、ナスダックに上場する金融銘柄を除いた時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数で、米国を代表する株価指数の一つです。同指数はハイテク関連を中心に多様な業種で構成されていますが、Microsoft、Apple、NVIDIAといった情報技術関連の銘柄が全体の5割を占めているといった特徴があります。
この指数にマイクロストラテジーが12月23日から採用されると発表がありました。
以下、コインテレグラフジャパンからの関連記事です。
ビットコイン保有企業マイクロストラテジー ナスダック100指数に正式に追加
マイクロストラテジーはビジネスインテリジェンス(BI)ツールを提供する世界最大規模のITソフトウエアベンダーの1つですが、近年では財務戦略の一環としてビットコインの大量保有を進めています。同社のビットコイン戦略は、世界中の企業に影響を与えているようで、日本の上場企業では株式会社メタプラネットなどもビットコインへの投資を進めているようです。その背景には、インフレヘッジや、ドルや円といった法定通貨に対する信頼の低下があるようです。
12月9日時点でマイクロストラテジーが保有するビットコインは42万3650枚で、現在の価格で約420億ドル相当となっています。
投資家のなかにはビットコインのような暗号資産には懐疑的な人もいるでしょう。しかし、マイクロストラテジーがNASDAQ100に採用されることにより、同指数に連動する投資信託などを保有している投資家は、間接的にビットコインを保有する形となります。
S&P500にしてもNASDAQ100にしても、人気のある投資信託というだけで購入している人もいるかもしれませんが、どのような企業がそれら指数に採用されているかは確認して投資判断をすることが大事です。
未来が見えるね研究所 代表 小山英斗