【諸乗法数】7-39

【諸乗法数】7-39

七流

見諦

修道

遠離　所

数事　滅

捨

護

制伏

見思惑を伏するために行うべき事七つ。見惑は後天的に得られる迷い。思惑は先天的に有する迷い。この二つの迷いを伏することによって声聞・縁覚の二乗位に至れるとする。

見諦所滅　諦観を正しく行うこと。初果の位。

修道所滅　見惑の二惑を断ずること。二果三果の位。

遠離所滅　三界より離れること。四果の位。

数事所滅　五蘊を皆空となすこと。四果の位。

捨所滅　四果に至った者が一切を捨て心を空くし、三界に流転することが無いこと。

護所滅　思惑をことごとく断ち、善道を守護すること。

制伏所滅　未だ色身縛に有るといえども、よくその煩悩を制すること。

『華厳孔目章』に説く。