今日も描こう。

昨夜遅くに訃報が入りました。

その方とは、昨年の春に知り合いました。

ご夫婦一緒に。

共に長身で

素敵な空気を持つお二人でした。

話しているうちに、

ご主人と私に共通するところが多いことに

気がつきました。

彼が、

「つい最近、僕はアーティスト宣言しました！」と。

奥様が、

「有子さんも思い切って、アーティストに転身したら？
　そして、いつか二人一緒に二人展したら？」なんて、
盛り上がったことが今も鮮明に記憶の中に残っています。

その数ヶ月後にご主人のガンが発覚。

半年に及ぶ闘病生活の後、

今月、この世にお別れを告げられました。

私は、この私のアートのスタイルに出会う前に、

「1カ月間、毎日一枚アートを完成させる。」と言うことにチャレンジしました。

ほぼ、朝から晩まで毎日部屋にこもりきりの一カ月でした。

その作品をその間の私を

奥様が見守ってくれていました。

ご主人が大変なこと、

私に知らせずにお付き合いくださいました。

昨夜、お悔やみのメッセージをお送りしたら、すぐに返事が返って来ました。

「有子さんのアーティストとしてのご活躍を病床で喜んでいましたよ。
　1日1作の威力ですね。^ ^」と。

私がまた励まされました。

彼女のメッセージには、

～略～

子供のころから絵を描くことが好きだったにも関わらず、

ずっと封印してきたには、よっぽどの傷をこころに負っていたのだと
思われます。

それを、晩年、自分に描くことの許可を出し、
毎日投稿することを決めて、せっせと描き始めてからというもの、

みるみるうちにエネルギーを取り戻し、
自分らしく生きる道を見出しておりました。

～略～

今日は、私の誕生日です。

この世に生まれたことに、
今があることに感謝し、

今日も描こう。