未来人の定住応援
いつもお世話になっている兵庫県西宮市が舞台のアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』で、とても重要なセリフがある。主人公涼宮ハルヒが高校入学時に行った自己紹介だ。ここからすべての物語が始まる。
『東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。』
旧約聖書の創世記「神は『光あれ』と言われた。すると光があった。」を彷彿とさせる。
これをふと思い出したので、「宇宙人、未来人、異世界人、超能力者」という言葉を使っている法令や例規があるのだろうか、と検索したら、なんと未来人の定住応援をしている自治体があるではないか!
cf.静岡県長泉町(ながいずみちょう)の長泉未来人定住応援事業奨励金交付要綱( 平成28年5月31日告示第88号)
この要綱は、「未来人」を、「未来からやってきた人」・「未来に存在するであろう人」という意味ではなく、「未来を担う人材」という意味で使っていた。紛らわしい書き方をするなよ!笑
不明確な言葉や日常用語とは異なる意味で使う場合には、定義規定を置くべきだ。「未来人」については、めくじらを立てる必要はなかろうが。
国の法令や他の自治体では、「未来人材」又は「未来人財」という言葉を用いている。いずれも変な言葉だけどね。
ex.1経済産業省組織規則(平成十三年経済産業省令第一号)
(未来人材戦略室)
第七条の二 産業人材課に、未来人材戦略室を置く。
2 未来人材戦略室は、産業人材課の所掌事務に関する事項のうち、中長期的な戦略に関する企画及び立案並びに調整に関する事務をつかさどる。
3 未来人材戦略室に、室長を置く。
ex.2北九州市未来人材支援基金条例 (平成29年3月31日 条例第2号)
ex.3北海道未来人財応援基金条例 (平成28年12月22日条例第96号)
ちなみに「宇宙人」、「異世界人」、「超能力者」という言葉を使っている国の法令や自治体の例規は、現時点ではない。
『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」
昔、教え子たちから「せんせい、こんなの踊れないんですか?」と言われたことを思い出した。
私は、オタクではないし、なんで私がダンスの練習をせなあかんねん…
医者が病気に苦しむ芸能人の名前を覚えて、「俳優の◯◯さんもこの病気だけど、活躍なさっているでしょう。」などと言って患者を励ますように、その時々に流行っているアニメ等を観て、若い受験生に話を合わせられるようにするためなんだけどなぁ〜
もちろん、実際に観たら面白かったけどね。
声優さんのライブ・3人ヴァージョン
5人ヴァージョン
声優さんたちのプロ意識の高さに驚く。特に真ん中の涼宮ハルヒ役の平野綾さんは、表情豊かでダンスも一所懸命だ。
私は、eラーニングにアニメを用いたので、東京のスタジオで、2回アフレコ現場に立ち会ったことがある。ここでも声優さんたちのプロ意識の高さに感心させられた。教え子たちとさほど年齢が変わらないのに、本当にしっかりしていて、関係者に元気一杯に挨拶し、いざ収録になると表情が一変して、役に入り込むし、アクセントやイントネーションに疑問があれば遠慮せずに訊ねるし、ベテラン声優さんは、一人で何役もこなすし、驚きの連続だった。プロデューサーやディレクターもプロ。
プロと一緒に仕事をすると、安心感がある。
教え子たちは、安心感を与えられるプロになっているのだろうか。