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いなべ市議会議員 篠原史紀 しのはらふみのり WEB

議会だよりの紙面改革

2019.01.24 06:06

市民の皆様の手に届く、いなべ市議会だより。

議員就任後の議会人事にて、会派より1名ということで、委員となり約1年が過ぎました。

昨年11月の改選から、議長、副議長の任期が2年となったことに伴い、各委員会の構成も2年任期ということとなりましたので、引き続き、広報委員をしております。

広報編集委員会は実に多忙な委員会で、定例会が終わった後に本格的に仕事がスタートします。分かり易く言えば、他の議員が「やれやれ、定例会が終わった」と思う時に、広報委員は、「さあ、ここから広報の編集をしなければ」と思わねばいけない委員会です。

しかし、余分に報酬や手当てなどはございません。

私は一応、編集のプロでございますので、以前より、誌面に関しては、様々な改善が必要ではないかと思っておりました。しかし、とは言いましても新人議員。物事全てですが、それまでの経緯というものがございます。それをまず、知らないといけないと思い、1年目はどんな委員会で、何をし、どんな編集方針で行うのかを勉強をさせていただきました。

しかし、先進地に視察へ行ったりするなか、委員会内でも誌面改革の意欲が高まりました。そこで、最初に一般質問の紙面を改革、59号で「議会の動き」という巻頭特集扱い紙面の改革へと改革が進み、この2月に配布する60号にて、キリが良い号ということもあり、タイトルや表紙デザインを見直しました。

私は、MACでデザインの仕事もしていましたので、コスト削減も考え、59号で議会のうごき面をデザインし、60号で議会の動き面と表紙のデザイン案を出しました。

表紙の空撮写真は、新山議員の撮影です。新山議員に、かねてより個人所有のドローンを飛ばして、議会だよりの表紙写真を撮影していただいております。60号の表紙は、新山議員が昨年撮影したいなべ市の雪景をお借りしました。

先進地では、かなりカジュアルなデザインをし、若い世代にも手にしてもらえるような工夫がされています。また、特集が組まれ、編集委員が取材にも出かけています。取材をすることにより、市民の意見を議会に運ぶと同時に、議会のことを知っていただける良い機会にもなります。いなべ市も、いずれ、そうした特集が組めればと、個人的には思います。

(下の写真はあきる野市の議会だより。昨年、いなべ市議会広報編集委員会も視察へ参りました。巻頭に、市民対談などの特集もあります)


下は、さいたま市議会の議会だより。「ロクマル」とは、議員定数が60人からネーミングされている。

個人的には、まだまだ改善できる紙面がありますので、広報編集委員会に提案し、ますます読みやすく、市議会により多くの関心を寄せて頂けるような紙面改革に邁進したいと考えております。また、情報発信という観点では、市議会のホームページの内容の充実も、市議会が検討するべき課題だと思います。加えて、折角、インターネットがあるのですから、市議会としての市民とのやりとり、要望や意見を寄せるような仕組みをつくることも重要かと思います。

あとは、中身のことばの表記の仕方も、分かり易さ、読み易さをより追求する必要があります。雑誌は、雑誌ごとに、表記マニュアルみたいなものがあります。文章には文法はありますが、タイポグラフィも含めて文字表記は、編集の分野です。故に、決まった法則はありません。編集とは、いかに分かり易く、読みやすく、且つ、伝わり易くするかをかたちにする手段(方法)です。一般誌ならば、デザイナー、ライター、カメラマンが、企画する編集者のもと、分業で行われる総合的な作業なのです。