ラクマの「ヴェイパーフライ」偽物対応が残念すぎた件
タイトルの通りなのですが、先日公開した「ラクマでヴェイパーフライ4%の偽物をつかまされた事件」、なんですが、約3週間かかって非常に残念な形で着地致しました。サービス側とユーザー側の温度感がここまで違うんだなぁ、と、ある意味学びにもなりました。
時系列で整理します。
①深夜のノリで、ヴェイパーフライ4%の偽物をラクマで購入する(2018年12月28日3:26)
深夜3時の眠れないアンニュイなノリで、「ヴェイパーフライが2万かよ!」ということで買ってしまう。シューズフリークには「ニセモノ」という概念が普通にあると思うんですが、ランナーにとって「シューズに偽物がある」なんてことは夢にも思わない(偽物が出回るような人気のランニングシューズはなかった)ので、むしろお財布と相談してました。
購入直後は、「みんなメルカリばっかり見てて、ラクマは見てないんだな。しめしめ、良い買い場を見つけたぞ」なんて思ったものです。なんてかわいそうな子なんでしょう。(そんなうまい話はないということを、インターネット業界13年やってきて死ぬほど見てきたのに、なぜかランと言うカテゴリではこのセンサーが全く圏外になっていた・・・)
②いっこうに発送通知が来ないので、ヴェイパー偽物出品者にいつ発送されるのかを聞く。(2019年1月5日22:02)
一切偽物などと疑っていなかった僕ですが、流石に怖くなったので、ラクマ上の取引メッセージを活用して、いつ頃発送されるのかを質問。すると翌日には返信が着て、「あ、意外とちゃんとした出品者だ」と方を撫で下ろす。
③突然不可解な日本語で注文した「ヴェイパーフライ4%」が偽物であることを告げてくる(2019年1月7日13:38)。
それから1日ほどのことです。いきなり業者からカタコトの日本で偽物であることを告げられます。
申し訳ございません!私は商品を間違えた。この靴は品質に問題がある。偽物だ。受信しないでください、さもなくば返品は面倒だ。
という、日本語っぽいが、文章としては成立していない文言を送りつけられ、どうやら相手が日本人ではないことを認識。
噛み砕いて「偽物を売りつけられたということでしょうか」と聞いてみると素直に認めるではないか。というか、あまりにも素直で愛らしさすらある。
③待てども待てども返信すらくれないラクマのカスタマーサポート。残念すぎる件。(2019年1月22日10:33)
この時点でウェブ上の情報もたくさん調べたので、どうやらIT歴13年で偽物を競り落としてしまったということを自覚。恥ずかしさとともに怒りがこみ上げ、即刻ラクマ側に対応を連絡しました。同日13時のことです(つまり犯人が偽物と認めた数十分後)。
しかしながら、全く連絡が来ません。遅れることがある、とは書かれていましたが、基本数日で返信すると書いてあるのに全然来ない。あまりにも来ないので複数回に分けてメールを送りました。
1回目:2019年1月7日(月) 13:26
2回目:1月15日(火) 19:07
3回目:1月22日(火) 10:33
3回目のメールでちょっとお怒りモードでメールを入れると、ようやく返信が(つまり1回目、2回目のメールには返信すらない)。
返信と言っても、上記の通りの定型文で、なかなかにお寒い対応で、もはやこのブログを書くためくらいの感じで対応を見守ることに。偽物とわかったら、流石にちゃんと連絡くれるだろう、と思っていると・・・
本日いきなり「キャンセル対応した」との連絡が・・・と同時に、取引ページが削除され、僕自身取引を振り返ることもできなくなってしまいました。これ以降の丁寧な説明などはもちろんありません。
すでに楽天カード(グループ会社の楽天カードで買ってあげたんだぞ!w)ではすでに引き落とされており(カスタマーサポートの対応は遅いのに、カードの引き落しは速いw)、おそらく返金されるのは来月、あるいは再来月であることは十分にありえるでしょう。
ヴェイパーフライを購入できたという期待を裏切られ、
無駄なカスタマーサポートとのコミュニケーションコストがかかり、
利子もつかないのに多々預けているだけの2万円が発生する・・・
まぁ、全ては僕の注意力の欠如によるもので、そこを突っ込まれるとなんとも言えないことは重々承知の上ですが、B2Cこそカスタマー対応が求められると思うし、身銭を切っている分緊急度が高い。
メルカリの後発サービスである以上、メルカリ以下のCS対応で偽物がはびこるプラットフォームになるとしたら、現在展開している大量のTVCMは、
偽物業者にとって獲物を増やしているようなもの。
ぜひとも「ニセモノ業者」根絶のため努力いただきたいですし、そうしたものをつかまされた被害者への対応を迅速にラクマさんにはお願いしたいところです。ちゃんちゃん。