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マヤ

三代目❤夢小説 『NAOTO編58』

2019.01.25 23:00

「なおちゃん、着いたよ」



慣れない地で旅の疲れもあってか、急激に襲ってきた睡魔に勝てず、直人はまりあの肩を借りてようやくホテルの部屋にたどり着いた。



「ありがとね…少し寝たら復活すると思うから…」



ツインベッドの片側に倒れこむように寝転がった。



「なおちゃん、靴脱がせるね」



「…」



返事の代わりに寝息が聞こえた。



「寝ちゃってる…」



うつ伏せになって寝ている直人のスニーカーを脱がせた。



「ベッドカバーの上じゃ風邪引いちゃう…」



まりあは直人に触れるのを躊躇いながらも、脇の下に手を入れて体を持ち上げ、ベッドカバーと掛け布団を引っ張り出して上から被せた。



「なおちゃん、結構重い…」



まりあがクスッと笑って、そっと直人の髪に触れると、直人の手がニュッと伸びてきてまりあを抱き寄せた。



「なおちゃん!?」



安らかな寝息だけが聞こえる。



布団の中で直人に抱き締められたまま、まりあはゆっくり目を閉じた。



早鐘のように打っていた自分の鼓動も、次第に穏やかになっていく。



まりあは、今まで経験したことがない安らぎを感じていた。



直人の腕の中で、次第にまりあの意識も遠ざかっていった。




つづく