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つねに多くのことを学びつつ年をとる―勝又泰洋の学問日記―

定期試験期間中の大学図書館

2019.01.26 11:06

ちょうどいま、多くの大学は定期試験期間中だと思うが、僕がずっとお世話になっている京都大学も例外ではない。この時期の大きな特徴は、図書館が試験・レポートに追われる学生でいっぱいになることだ。これは毎年のことなので、もはや学生でなくなってしまった僕は、この時期に図書館を利用するのはなるべく控えるようにしている。僕がいることで、学生の貴重な座席を一つ奪ってしまうことになるからだ。

 ただ今日の場合は、申し訳ないと思いつつも、例外的に長時間使わせてもらった。というのも、僕の住んでいる京都で久しぶりに雪が降り、エアコンありでも自宅がとても寒く、大学図書館の強力な暖房が恋しくなってしまったからだ。行ってみると、当然のごとく、空きスペースはあまりなかったが、なんとか座席は確保できたのでよかった。

 定期試験期間中の図書館には、通常時とは異なる雰囲気がただよっている。一言でいえば、利用する学生たちから出るオーラがすごいのだ。教科書や参考書を必死に読む、ノートに何かを書き続ける、キーボードをひたすら叩く、と、作業内容はさまざまだが、いずれにせよ彼らの集中力はすさまじい。僕もそこから多くのエネルギーを得て、いつも以上に作業に没頭できた。暖かいのも、大の寒がりにとって本当にありがたかった。

 ともあれ、京大生の皆さん、今日はごめんなさい。あと、試験・レポート、頑張ってください。