【コラム】コーヒーは身体を温める?寒い日におすすめの飲み方は?
寒さが特に厳しいこの時期は、つい温かいコーヒーが飲みたくなってしまいますよね。
自宅でじっくりと淹れて楽しむのもよいですが、今ではコンビニでも気軽に挽きたてコーヒーが飲めるようになりました。
ホットコーヒーを飲むと、身体の芯からぽかぽかと温まるような気がします。
しかし、中には「コーヒーを飲んでもあまり身体が温まらない…」という意見も。
今回のブログでは、コーヒーが身体を温める謎について紹介します!
寒い国では当たり前!カフェインで身体を温める
コーヒーに含まれている「カフェイン」には、血行を促進させる作用や神経を興奮させる作用があります。
カフェインによって血管が広げられ、冷えやすい毛細血管までしっかりと血液が巡るため、体温を上げる作用があると言われているのです。
また、北欧などの寒い地域では、ホットコーヒーを飲んで身体を温める習慣が古くから存在します。
コーヒーを消費する量も非常に多く、ミルクやシロップを加えてアレンジする文化も主にそれらの地域で発達してきました。
当たり前のことですが、温かい飲み物を飲むことは体温を上昇させる手助けになります。
アイスコーヒーを飲んでも身体は温まらず、むしろ冷えてしまうので注意しましょう。
飲みすぎには要注意!?
カフェインは血行を良くして体温を上昇させる手助けをしますが、それを妨げるような効果も持っています。
例えば、血管が拡張されることによる体温低下や利尿作用などです。
あれ、これじゃ意味ないんじゃない??と思ってしまいますよね。
しかし、これらのデメリットが現れやすいのはカフェインを摂取する量が多い場合です。
コーヒーは身体を温めるからと言って大量に飲んでも、効果は単純に比例しにくいので注意しましょう。
利尿作用には、身体を冷やす原因になりやすい余分な水分を体外に排出する大切な役割もあります。
寒さを感じたときやリラックスしたいときに飲む程度がちょうどよいのかもしれません。
コーヒーを飲んで身体を温めたい場合は、カフェインの持つ作用をしっかりと知っておくことが大切です。
たくさん飲みすぎてしまうと、逆に身体を冷やしてしまう可能性があります。
また、カフェインは抽出に時間がかかる飲み物ほど、たくさん含まれています。
濃厚な味のエスプレッソよりも、実はドリップコーヒーの方がカフェインの量は多いのです。
そのため、コーヒーを大量に飲みたい!という場合はエスプレッソをお湯で割った「アメリカーノ」がおすすめです。
(ドリップコーヒーをお湯で割った飲み物は「アメリカン」と呼ばれています。)
ほっと一息つきたいときは自分に合うコーヒードリンクを選び、上手に身体を温めましょう。