2/22(土)「今夜の余白に」のお知らせ
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今市町にあるCINEMATOLIFE(シネマトライフ)さんでの夜の喫茶室。
今回はあわい堂開店3周年にあわせてひらきます。(あわい堂店舗はおやすみです。)
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「今夜の余白に」
日程:2/22(土) 18:00~24:00(今回は1時間長めです)
場所:CINEMATOLIFE(今市町1238‐7)
レコード演奏:DJ卒業写真/ベレール/重松 大志
ライブ演奏:19:35頃~ TU(ティーユー)
20:10頃~ てんじく
選書:あわい堂(展示・販売)
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DJがかけるレコード、生演奏など、音楽とパフォーマンスを楽しめる少しだけ特別な夜になりそうです。傍らにはこの日に合わせた本も並べますのでそちらもあわせてお楽しみください。
入場は無料。ぜひとも気軽に足を運んでみてくださいませ。
DJとライブ出演者の皆さんよりメッセージをいただいています。
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DJ卒業写真>>
こんにちは、DJ卒業写真です。
今回の「余白」は「あわい堂」3周年記念との事。おめでとうございます!
私が初めて「あわい堂」に足を踏み入れたのはお店がオープンしてから半年が過ぎた頃でしょうか。その数週間前に「くるみ市」でたまたま知り合った雲南の某カメラマン氏に連れていかれたのです。
店内では、素敵に陳列された本や、昼間からビールをあおってるお姉さんがいたり。また、手作り感に溢れてゆるやかな、しかし細部に心の行き届いた内装を、小柄な女性店主がDIYで仕上げたとの話に驚いたり。とにかく、愛情の籠った、そして誰でも受け入れてくれそうな空氣で満たされたその空間が一瞬で氣に入りました。
それからというもの、足繁くお店にお邪魔しては珈琲を頂きながら偶然出会った本を手に取ったり、目当ての本の取り寄せをお願いしたり。馴染みの常連さんとは勿論、初めて会うお客さんとも会話が弾んで盛り上がる事もしばしば。
そうして、SNSもやらずイベント等にも滅多に行かない私にとって、日常生活の中で普通に在る「あわい堂」が、ニュートラルな自分のままで本や人と交流出来る貴重で大切な存在に、いつしかなっていったのです。
そんな「あわい堂」の3周年を「あわい堂」愛、に溢れる皆様とお祝い出来るのはとても嬉しい事です。
どうか末永く「あわい堂」が続きますように!(もちろん「余白」も^^)
そしてこれからも、よろしくお願いします~。
当日は皆でお祝い出来るような祝祭感のある選曲が出来たらなと思ってますので、是非お立ち寄り下さい。
ベレール>>
あわい堂さん祝3周年。ということで前回よりも少しご機嫌な感じでやらせていただきます。
そういえばあの時いい音楽がかかってたな~と、ふと思い出してもらえるような時間になればと思っています。
重松 大志>>
「余白」とは、ゆとりを持って過ごすこと。果たしてこれまで、どれだけ「余白」をもった過ごし方が出来ただろうか?常に明日や先々の予定を考え、落ち着きのない毎日を過ごしてきた。つまりは「余白」がないという事は、今を楽しめていないのではないかと思う。そんな私であるが、これまで、明日を考えず今を過ごせた「余白」の時間がある。それは、いずれも圧倒的な音楽との出会いだった。
外は、雨
山鳥の声に君はすやすや
窓は、曇りガラスと白いカーテンと雨のしずくと
もっともっと抱き締めたい。もっともっとこのままでいたい。
好きなんだから。
これは、小坂忠さんの「好きなんだから」という一曲。
この短い詩に静かなギターとドラム、忠さんの優しい歌声。この曲の美しさに引き込まれた。「余白」の世界観。とても心が安らぐ。
みなさまにとって、素敵な時間になるような選曲をしたいと思います。
TU>>
最近、プラネタリウムを見に行きました。たくさんの星や恒星がある中で、地球という星で、こうして生きていることが不思議でした。そして、世界の81億という人々のなかで、TUとしてこの3人で活動していることが、奇跡のように感じました。
なんとなく集まった3人ですが、今では唯一無二の存在です。
TUは、本を中心に、ギター、ピアノ、歌などを交えて、パフォーマンスします。今宵、あわい堂さんの特別な日を、みなさんとご一緒できることをとても光栄に思います。笑って笑って、楽しいひととき過ごしてもらえたら幸いです。
あなたの余白があたたかい余白になりますように。
てんじく>>
夜のすごし方がへたくそなのです。
いつも陽が高いうちは仕事しながら帰ってやりたいあれやこれやを思い浮かべては、家に帰り着くのを夢みているのです。
しかしいざ帰ると家事におわれ、その後せっかく自由にできる時間がやってきてもそこまでの道のりに疲れ果てて何をすることなくもったいなく過ごしてしまう。心半分にスマホを見ている姿はゾンビに近いでしょう。
さらにたちが悪いのは夜寝るのが苦手なこと。 疲れているからといって、そう簡単にねむらせてはもらえないのです。 こんな時に寝転がって見る真夜中の天井は本当に、世界でいちばんつまらない景色です。
幸い、音楽という趣味があるので怠惰ループから抜けるために楽器をさわることがあります。
夜なのでそっと、ちいさめに鳴らしたその音はゾンビに人間だった頃を思い出させます。
この世に音楽があって良かったなと思う瞬間です。
2月22日、みなさんの夜の「余白」に、よなよな楽器をつまびくぼくら"てんじく"の入るすきまをすこしだけ、くださいませ。