杉咲花さんのホロスコープ、金星パワー!
お待たせしました。Chiyo です。
杉咲花さんのホロスコープ、サクッと分析お届けします。
「ハケン占い師アタル」は「家政婦のミタ」と同じニオイがする、と思っていたら、両方とも同じ人(遊川和彦さん)の作品でした。ニヤリ。
ウィキペディアによると、杉咲花さんは1997年10月2日東京生まれです。
出生時間の記載がないので、正午で作成しました。
この場合だとハウスが曖昧なのと、MCやアセンダントとの絡みが不明になってしまうので、天体、サイン、アスペクト、ミッドポイント(MC、アセンダントを含まない)のみの、パーソナリティの分析になります。
とは言え、かなり特徴的な配置なのでとても興味深いです。
まず目に付くのは、太陽、月ともに天秤座、しかもオーブ4度30分でコンジャンクション。
当然、太陽と月のミッドポイントも天秤座です。
天秤座8度57分(ほとんど9度)から13度33分までのたった4度30分の間に3つの重要なポイントがギュギュッと固まっています。
太陽はその人の行動スタイル、月は基本的な欲求を表わします。
太陽と月のミッドポイントはその2つがブレンドされ、総合的な表現として表れるポイントです。
彼女はその全てが天秤座なわけです。
天秤座オブ天秤座!
天秤座の欲求はスマートで有能で魅力的でありたい。
人気者になりたいんです。
その欲求をスマートで魅力的な方法で満たしていく。
なりふり構わずガムシャラ、ではない。
その統合された形がスマートで魅力的で、、、、
って、どれだけスマートで魅力的なのが好きなんじゃ!と突っ込みたくなりますね。
しかも欲求と行動の間に葛藤がない。
彼女、態度もそつなく、私服がとってもオシャレです。そんなところも天秤座らしい。
彼女の妙に純粋な雰囲気も、そういうところから醸し出されているのかもしれません。
そして12歳ごろにはすでに「女優になる!」と決めていたそうです。
迷いがない。
次に目に付くのが、金星のノーアスペクトです。
これは心理占星術ではペレグリン(放浪者)といい、ホロスコープの中のスタンドプレイヤー的な、非常に強い存在と解釈されます。
しかも金星は天秤座の支配星です。
もう、のっけから金星パワー炸裂のホロスコープです。
金星は美と芸術、情緒とリレーションシップの星です。
スマートで魅力的で有能で、、、しつこい?
そして、牡羊ポイントにある水星。しかもファイナルディスポジターです。
同じくファイナルディスポジターの天王星もあります。
(ファイナルディスポジターとは、本来のサインにある天体のことです。自分の部屋でくつろいでいるような状態なので、本来の性質を発揮することができ、強力です)
牡羊ポイントは社会に向けて目立って表れる部分なので、水星のコミュニケーション能力が目立っている、ということになります。
バラエティ番組での見事なアドリブなどは、ここに由来しているのかもしれません。
この水星は天王星と海王星にトラインで接触していて、個性や映像表現に良い影響を与えています。
(このチャートでは、7ハウスを支配しているで、更に金星が強調されますが、正しいかどうかは分かりません。MCも天秤座になっているので、これでもかというくらいに金星押し。笑)
天王星は既存ではない斬新さや人道的な感覚を表し、女優に必要な際立った個性もしっかり持っています。
さらに創造性を表すキンタイル(72度)の数が6個!もあります。
そのうちの2つはアセンダントとMCに関わっているので、正しい出生時間だと無くなってしまうかもしれませんが、4個は確実にあります。
このキンタイルが3個以上あると、創造性を表現する場が必要になってきます。
溢れる創造性は出口を作ってやらないと、欲求不満でパンクしてしまうのです。
仕事でそのような場が持てない場合は、趣味やライフワークが必要になる。
その点、彼女は女優ですでに表現者なのでクリアしてますね。
と、かなり彩豊かで盛りだくさんな表現者としての才能を感じさせます。
気になるのは冥王星と火星のコンジャンクション。
これはかなり激しい情熱を示す組み合わせです。
彼女のオシャレっぽさの中には、相当な激しさが潜んでいるということです。
よく出ればド根性やバイタリティにつながるし、それらが発散できなかったら癇癪を起こして怒りにまみれてしまうかもしれません。
そういえば、ビックリするくらい激しい演技もしてますね。
とは言え、水星とセクスタイルなので、これも上手く表現できれば彼女の魅力のひとつとなるでしょう。
もう1つ気になるのは、逆行の土星が月にオポジションになっているところです。
逆行の土星は父親からの恩恵が受けられない可能性がある事を表します。
月は欲求でもありますが、家庭内では母親を示す場合もあります。
逆行土星とハードアスペクトの場合、父親は影が薄くて母親の存在が絶大であった可能性を考えます。
このことから、ご両親は不仲だったのではないか?ということが推測されます。
実際のセッションではまずここを尋ねます。
何か葛藤があるとすると、この部分が元になっていることが非常に多いからです。
実際調べてみると、お母様は梶浦チエさんという歌手の方で、お父様は木暮武彦さんというロックのギタリストで、レベッカのリードギターもやっていたようです。
二人は彼女が生まれた年に結婚してますが、3年後には離婚しています。
想像ですが、お父様はほとんど家にいなかったのでは?というニオイがします。
ほとんど母子家庭でスタートし、3年後には本物の母子家庭に。
この事から敷延する出来事で彼女がどれほど思い悩んだか、想像に難くはないです。
しかし、それさえも表現者としての資質と捉えることができたなら、それは素晴らしいことだと思います。
金星とノード軸にある親和性のあるアスペクトは人気運も示すので、
まるで女優をやる事を選んで生まれてきたかのようです。
そんな魂の持ち主なのかも知れませんね。
次回は金星つながりで、
「金星、7ハウス、牡牛座と天秤座」というテーマでお届けします。
お楽しみに〜✴︎
注:チャートは 私個人が見やすいように、独自に色々書き込んでいます。