Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

そとねこ病院 HOME

冬はTNRを控えるべき?

2019.01.28 03:34

雪が降り積もる寒い季節☃️

タイトルのようなご質問をよくいただきます💡


「寒い中不妊手術なんてかわいそうよねぇ😲」


「冬って体力が落ちそうだから、猫の負担も大きいのかしら🤔」


そのような印象からか、

『暖かくなるまで手術を待つべき❓❓』

といったことをよく尋ねられます。


私の答えは、

『NO‼️待っちゃダメ🙅‍♀️‼️』

です!



暖かくなる=猫出産シーズンの春到来🌸


つまり、暖かくなるまで待つということは、

妊娠するまで待つのとほぼ同じことです🙀


妊娠でお腹がパンパンの猫の不妊手術は、

普通の不妊手術よりもずっと傷が大きくなり、

その分麻酔時間も長くかかります💦


しかも、大きく育った胎児を取り出すことで大量の血液を失い、

貧血や血圧低下を引き起こす等、手術のリスクはとても高くなります😰

(病院様によっては、出産直前の妊娠猫の手術はお断りするところもあるほどです⚠️)


当院は、開院以来残念ながら数頭の死亡例が出ていますが、

その多くは妊娠末期でお腹がパンパンの猫さんでした😢


確かにとっても寒いこの季節、

猫にとっては少なからず負担はあるかもしれませんし、

捕獲する人間もとっても疲れます💦


しかし、明らかに手術リスクがぐっと高くなる妊娠シーズンまで待つ方が、

猫の負担は大きくなると私は考えているので、

「ぜひ今TNRしてください‼️」とお願いしております🙇‍♀️


去年は2月後半より妊娠猫が来院しておりますが、

今年は暖冬なのでもう少し早く妊娠シーズンがくると思います😨


実は昨日、今シーズン初めての妊娠猫さんがご来院しました❗️

(多頭飼育現場からの猫さんで、室内にいる時間が長いので、

季節の影響はそこまで受けていないかと思われますが…。

おそらく外の野良猫の出産シーズンは、もう少し後かと思います💦)


とは言え、

のんびりしてられない時期に入ってきましたね…


寒い雪の中の捕獲は本当に大変ですが、

(私も自分の現場の捕獲に苦労しています😭)

風邪やインフルエンザに気をつけつつ頑張りましょう👊