どうして芸能人に熱狂してしまうのか?自分の経験と照らし合わせて一つの視点から考えてみた
誰かもしくは何かに、異常なまでに熱中したり夢中になったりすることは、自分から逃げている可能性が高いと思います。
自分の中の問題を無意識に感じていて、それを見ないように自分から目をそらしている状態です。
その対象が心のフタになってくれるんですよね。とても都合がいいんです。
もちろん、これには普通に応援している方は含まれません。
(誰かに夢中にならなくても、人の問題に首を突っ込むことで自分の問題から逃げている人もいますけどね。)
その問題とは、無力感、無価値観、自己否定、怖れ、不安など人それぞれだし、ひとつではありません。
それを先日の自分の投稿で再認識しました。
こちらです。
(対象が人の場合、心理学用語で言う「投影」が絡んでくると思いますが、今回は省略します。)
その頃の私は、生きづらさを抱えていました。自己否定も酷かった。
あまり自覚はなかったけど、いつもスッキリしない精神状態でした。
不満もありました。
現実に不満があるからだとも言えますが、当時の私の仕事は割と刺激的だったので、現実逃避よりは自己逃避という言葉の方がしっくりきます。
幸か不幸か、いや不幸なことに、この仕事のおかげで自分から逃げることができていたとも言えます。
当時は、自分と向き合うより、外側の何かや誰かで埋めようと必死になっていました。当然空回りです。
何をしても満足なんてしませんでした。
自分を満たせるのは自分しかいないのだから当然です。
熱中すること、夢中になることを否定しているわけではありません。
でも、過ぎるのはやはり健康的ではありません。
自分の生活を犠牲にしてまで追っかけをせずにはいられない、寝ても覚めてそのことが気になって仕方がないようであれば、一度ご自分の胸に体を当ててよーく考えてみてもいいかと思います。
自己探求は損することはありません。むしろ、お得です。
自分から逃げずに向き合って、軽やかに楽しく生きることを選びませんか?
長沼美恵(ながぬまみえ)
ゆんわりタッチプラクティショナー&ストレスクリアコーチ