ヤマトから沖縄の辺野古問題へ関心を寄せてくださっている皆様。
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石岡 裕さんが投稿をシェアしました。
1月26日 18:07
ヤマトから沖縄の辺野古問題へ関心を寄せてくださっている皆様。
ネット上も含めてヤマトにニュースで伝えられている“オキナワ”はかなり歪んでいると思います。実際のところ、傲慢な安倍政権に立ち向かう沖縄県民みたいな、わかりやすい構図では全くありません。
人びとの辺野古反対の思いが空回りさせられ、肝心の事を脇に置いて、目の前の県民投票など効果を思い描く事も出来ない様な不毛なイベントに目も心も釘付けにされエネルギーを消耗させられる様な日々が続いています。
是非実態を見て下さい。
石岡 裕
1月26日 6:16
沖縄は神話の国だ。今や政治もマスコミも人びとも、“県民投票”という、役にも立ちそうもない物語の展開に不思議なほど躍起になっている。まるで辺野古の命運がそこにかかっているかのような錯覚が沖縄を覆い尽くしている。
だが、その先に何があるというのか?
政府は県民投票の結果は考慮しないとあらかじめ釘を刺している。恐らくその通りに振る舞うはずだ。これまで選挙で示された民意にすらまったく取り合わず、その思いを踏みにじり続けてきた彼らに、何の拘束力もない県民投票の結果が響くとどうして期待できるだろうか?
だから勝っても特段いい事は無いだろう。だが、もし負ければ、辺野古反対の民意など無いのだと決めつけられるに違いない。
こんな割りに合わないやり方をなぜ選んでしまったのか?選ばされた時点で、もう勝負は見えたようなものでは無いか?
そして、無益なファンタジーが盛り上がっている一方で、本当に有効そうな手段についてはほとんど何も語られないと言うアンバランス。
例えば、知事にはできる事がいろいろあるはずだが、目線はそこへは向かわない。
ローラが体を張って声を上げた一方で、知事から熱は伝わってこない。
玉城知事は、新たに選ばれた知事として新たな撤回をするべきだと思う。そしてその理由は、工事をめぐる手順や約束の違いなどと言う手続き上の問題などではなく、真っ向から、県民がそれを許さないからという理由であるべきだ。
県民が求めているのは、この海に新たな基地は作らせないという事だ。辺野古の海を守る運動は、もともとそういうストレートなわかりやすい運動だった。けして工事の手続き上のあーだこーだでは無いはずだ。
法廷闘争などに技術は必要だとしても、そこだけに焦点が当たるような展開はどこかおかしい。これまでの県と国との裁判を含むやり取りは、本筋から大きく外れている。
そんな複雑怪奇な法廷闘争がメインでは、県民はそこに入り込めない。当然それでは運動は大きくは盛り上がらない。
前知事が文字通り命をかけて踏み切った撤回も、その理由は、県と約束した工事内容から外れていると言うものであり、その意味ではとても中途半端だ。
すでに埋め立ては進み、辺野古の海にはもう後がない。玉城知事がもし前知事の遺言を引き継ぐというのであれば、渾身の一手を打つべき時ではないか?そのために選ばれたのではなかったか?
知事は、県民投票で県民に任せるのではなく、自らが先頭に立つべきだ。その時には県民投票の盛り上がりも、知事への後押しとして多少の役には立つかもしれない。現状では不要なノルマでしかない県民投票を、少しでも活かすためにも、ここは是非原点に立ち返り、県民の思いを直接の理由として撤回を行い、国に突きつけてほしい。知事だけがそれをすることができる。
あなたに熱はなくとも、遺言を継ぐという約束は守られるべきだ。