転倒を防ぐには。交差点編
交差点の右折の時に立ちごけ。実は交差点の真ん中でよくあるんですよね。なぜ起こるか?それをどのようにして防ぐことができるか?今日はボクなりの提案です。できる限りバイクが壊れたり、ケガしないようにとの想いです。
こんにちは。三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。
転倒を防ぐには・・・いろいろなやり方があります。その中でボクができることって何だろう・・・と思った時、そうだ!ブログでよくある転倒の事例を紹介したりどのようにして防ぐことができるか?というのを書いていこう!とふと思ったわけです。
今日は「転倒を防ぐには」の交差点編を。交差点で右折するときに交差点の真ん中でポテッとエンストからの立ちごけがよくあります。実際に見た人ややってしまった人もいると思います。実はこの立ちごけのメカニズム、立ちごけした人から問診すると多分こんな感じなんです。この場合の最大のポイントはエンストなんですよね。ほとんどの場合右折交差点での立ちごけはエンストによるものが多いです。
まずは写真で。(今回お客さんに協力をしてもらい写真をとらせていただきました!)
普段バイク乗っている時は腕や手の位置ってこうですよね。これならエンストはよほどクラッチ操作をあっ!てしても車体自体もまっすぐなので転倒することは少ないはずです。
じゃあ右折交差点で転倒するとき、腕やハンドルはどうなっているか?こうなんです。
はい!こうです。当たり前じゃん!!と言われますがこれが問題の起きる理由です。なぜなら、この状態でエンストすると、経験している人は知ってますよね?エンストしたときってそれなりの振動がきます。しかもハンドルを右にきっているのでエンストした瞬間にバイクを右側に倒してしまうわけです。この時に起きる転倒するリスクの理由を順にあげるならば
1、クラッチがハンドルを右にきっているので遠くなり、そおっとクラッチを繋ぐ動作ができなくなりスパッと離して動力不足を招く
2、動力不足を招くのを防ぐためにアクセルを開けたくても手がタンクとの間が狭いのでアクセルをいつもみたいに気軽に開けられない。
3、1と2の動作をミスしてさっきの上のお話みたいにエンストする。そして転倒(立ちごけ)
という具合です。バイクとライダーの因果関係はこれですが、ではどのようにして防ぐか?防ぐというより交差点の浸入方法を変更すればいいだけなんですよね。
右折の交差点の時って車を乗っている時みたいに交差点真ん中まで攻めますよね??上の写真みたいに交差点真ん中で待機。この時ってハンドル右にきってますよね?
この動作をこうしてみては?
少し手前で右折を待つ方法です。車一台分くらいかな。これだとスタート時は直進なのでエンストしにくいし、エンストしたとしてもハンドルはまっすぐなので態勢を復帰させることも容易です。またどうしても交差点真ん中までいかなくてはいけない場合は少し前進してから曲るって感じで。
伝わったかな?
つまり言葉にすると、
ハンドルをきったままスタートしない。スタートはいつも真っ直ぐなハンドルの状況で。
これだと思います。
あとリラックスしてね。慌てるのもエンストするきっかけの一つとなります。迷ったら止まる。これです。
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