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急行線連結軌道規格

2019.02.24 01:15

久しぶりの更新

製作中のレイアウトになんだか物足りなさを感じる今日この頃中の人が飽きっぽい性格なのも一因ですが眺めて思うことには

そう,地形の変化が足りないのです.

言い換えるならば横浜以南のジェットコースターのごとく川を跨ぎ山を貫き築堤の上を駆け抜けるあのアグレシッブさが足りないのです.

そもそも一枚のボードに線路を無理矢理ねじ曲げ固定し京急のレイアウトなどと言ったのが間違いの始まりでした.

あれではただお座敷レイアウトを固定したに過ぎません.

線路があって山があるわけではありません,山があって線路があるのです.

菅原急行は"模型鉄道"としてそのことを完全に忘れてしまっていました.

実物の鉄道をどのようにデフォルメするかが模型にとって一番大切だと言えましょう.図面をただそのまま縮小するだけではダメで何を削り何を強調するのか,ここに作者のセンスが問われます.

自分はシーナリーを考えるのがどうにも苦手で全ての道路たる道路を繋ぎたくなる人間ですから木々に紛らわせて終点にしたりと言ったテクニックはどうにも上手くできません.

そこで今回は線路と周辺設備にフォーカスを合わせたレイアウトを作ります.

将来的に情景を足すかもしれませんが当分その予定はありません.

いわば今回の目標は鉄道としてのシステムを再現することにあります.

そのためには

  1. 走行の安定性を最重視すること
  2. プランに無理を持たせないこと
  3. 拡張性を持たせること

に重きを置いて将来的にアナログ信号システムやDCCが導入できるようにしたいと思っています.

そして今回はモジュールレイアウト方式を導入します.

走行安定のために

モジュールレイアウトにおいて問題となるのはその規格と走行安定性です.

菅原急行はどのサークルや団体にも属しておらずまた属す予定もありません.

また,既存の規格をもちいるメリットもないことから今回は全くの独自規格を採用することにしました.

モジュール方式において問題となりがちな走行安定性について今回全モジュールにレールとは別系列の給電設備(き電線)を引き,全てのモジュールはボルトを用いて固定します,将来的には固定したまま運用するつもりです.

実感的な走行のために

複線における軌道中心間隔を路モジより狭い24mmを採用

{仲木戸-神奈川間における軌道中心間隔3.6m(Google Earthにて計測)を採用}

曲線における最小半径をR600mmとし緩和曲線を挟みます

(京急川崎-港町間における京急線内最小曲線であるR90mを採用)

この規格を急行線連結軌道規格(通称急行線連結規格)と名付けます.

この規格は18m標準車体車輌向けの規格であり新幹線および20m級拡幅車輌の入線を考慮していません.


細かい寸法などは後日まとめますがとりあえずサンプルを作り始めています.

一つ一つのユニットを小さくすることによって集中力と時間的融通が効くようになるはず…

どうぞ首を長くしてお待ちください.