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AndStill Award 2018 ~Breakthrough Fighter of the year 2018~

2019.02.05 14:40

昨年も数えてみれば47個の興行に足を運び多くの名勝負を見させてもらいました。

そんな中で昨年と同じくAndStill Awadとして独断と偏見で勝手に表彰。

受賞されましても特に何もご用意できないのですが移動中のお供にでも読んでいただければ幸いです...


今回は昨年最も成長しブレイクした選手を発表!


ノミネートファイター

若木忍(北海度畠山) 

2018年戦績:3勝2KO1敗

東日本新人王獲得

2005年にデビュー戦を行いドロー。

その後12年のブランクを作り2017年に突如復帰し新人王エントリーするものの1回戦敗退。

昨年2度目の新人王へのチャレンジで大活躍!

シードで2回戦から出場し、パワフルなパンチで相手を圧殺KO。

準決勝でアマキャリアがあるテクニシャン吉野ムサシ(八王子中屋)をも力強いアッパー、フックでKO。

決勝戦は粘る碇瑠偉(厚木ワタナベ)を倒しきれなかったものの3者ともにフルマークでの完勝。

全日本は全盛期のペドロシアンばりに目が良い大橋哲朗(真正)に自慢の強打が空転し完敗。

されど最後まで諦めずパンチを打ち込む姿に脱帽。

AndStill的には間違いなく彼が今年の敢闘賞です。


戸高達(レパード玉熊)

2018年戦績:3勝1KO

とだかれーの愛称で知られる戸高。

昨年初戦は小久保聡(三追)を終始追い回し小久保の左目を切り裂き、なおも追撃をやめずレフェリーストップを呼び込む最高のスタートを切ると、その2ヶ月後。

かつて東日本新人王の予選で引分けたものの優勢点を持っていかれ新人王敗退を余儀なくされた当時日本ランク8位のツカダ絆人(セレス)と再戦。

この試合でも戸高持ち前の前へ前へのボクシングでツカダを圧倒。

ジャッジ全員の票を勝ち取りリベンジを果たすとともに日本ランク入りをはたす。

9月に新鋭渡久地辰優(一力)のパンチを被弾する場面もあったがランカーの意地を見せ打ち合いに応戦。

ここもしっかりクリアし2018年は全勝とともにランキングも大きくあげる大躍進。

今年はさらなる飛躍を求め2月14日にベテラン堀川謙一(三追)との日本王座決定戦に挑む。

寿司とカレーとボクシング。

ボクシング美食會総帥、童顔の暗殺者が日本の頂へ。


永野祐樹(帝拳)

2018年戦績:3勝2KO

ゴールデンレフトがついにブレイク!

2015年の全日本新人王獲得から3年。

白星を重ねるもなかなかチャンスが巡って来なかった永野に転機が訪れたのは昨年5月。

1階級上の高ランカー長濱陸とハイリスクハイリターンな一戦に挑む。

長濱の老獪なボクシングに手を焼き、クリーンヒットを貰い終わりかと思ったその時に永野が左ストレート一閃!

まともに食らった長濱が下がりチャンスと見た永野が左ストレートを連打!

やや早いストップだったものの大逆転勝利を呼び込みウェルター級2位に大きく浮上。

10月九州タイソンの異名を持つ別府優樹(久留米櫛間)と日本タイトル挑戦権を掛け敵地地場産くるめに乗り込み、無敗の別府にゴールデンレフトを突き刺しダウンを奪う完勝。

今年4月に最強挑戦者として再度敵地大阪に乗り込む永野。

苦節7年、群雄割拠の帝拳ウェルター級エースまであと一つ。


朝倉未来(トライフォース赤坂)

2018年戦績:3勝2KO

今年はほぼボクシングしか絵師を運ばず、MMAはRIZINを会場とPPVで追っかけ、UFCもWOWOWで再開したので視聴を始めた程度ですっかりぼんやり層になってましたがそれでも朝倉兄弟の活躍は凄かった!

豊橋最強兄弟がアウトサイダーから国内メジャーRIZINにのし上がり次々とノックアウトしていく様は壮観。

その中でも兄の未来が凄かった。

8月にRIZIN上陸を果たすと初戦で元戦極、修斗王者にしてUFC帰りの日沖発を迎え、全盛期を過ぎたとはいえ日沖をハイキックで失神KOするという快挙。

続く兄弟揃い踏みとなった9月のRIZIN.13。

カザフスタンの100%KOのカルシャガ・ダウトベックを全く寄せ付けず完封。

大晦日やれんのかのセミファイナルで組まれたのはまたも修斗レジェンドのリオン武。

リオンのカウンター戦法に1R攻めあぐねるも、飛び膝をリオンに打ち込みKOをあげビックネーム食いに成功。

多くの日本人選手に対戦断られる朝倉。

2018年はあの番長との対戦を是非...。


Breakthrough of the Fighter 2018

辻本純平(帝拳)

2018年戦績:3勝2KO2分

AndStillが選ぶ昨年最も飛躍した選手は名門帝拳ジムの摩天楼、辻本純平。

2017年までの戦績は1勝1敗1KO1分とやや伸び悩み。

5月2度目の新人王にエントリーし、右ボディアッパーで相手を悶絶KOさせこれは覚醒か!と思ったのも束の間。

7月やや分の悪いドローだが優勢点で勝ち上がり、9月の準決勝。

個人的な目ではほぼ勝ってた試合もドロー優勢点で勝ち上がりとフラストレーションのたまる展開に。

そんな鬱憤を爆発させたのが東日本の決勝戦!

今までの持て余し気味だった187cmの長身を見事に生かした右の打ち下ろしで相手を圧倒。

2度ダウンを奪い完勝で東日本新人王を獲得。

全日本新人王決定戦で迎えたのは全勝全KOの松井敦史(薬師寺)。

この試合でも辻本の打ち下ろしが効果を発揮し1Rにダウンをゲット。

途中松井の反撃に合い被弾する場面もあったがしっかりと跳ね返し文句なしの判定勝利で全日本新人王を獲得!

永野、豊嶋、玉山と強豪ひしめく帝拳ウェルター級に辻本の名前が刻まれた。