悪天候の激闘、ベレーザとノジマがドロー
2025.03.08 15:21
2025年3月8日、寒波の再来で関東地方に降雪があり、西が丘のピッチには雪が降り積もった。試合終了時には一面が真っ白な雪化粧となるほどの悪天候の中、日テレ・東京ベルディベレーザ 対 ノジマステラ神奈川相模原の試合は2-2のドローに終わった。両監督が試合後の会見で激闘を振り返った。
ベレーザの松田監督は、悪天候でも応援してくれたサポーターに感謝しつつ、「後半2ゴールを奪ったが失点が悔しく、100%の力を出し切れなかった」と総括。「万年3位から優勝するには、選手もスタッフも意識改革が必要と痛感した」と課題を挙げ、眞城選手については「パス感覚は高いが抜け出す頻度を増やしたい」と評価。ノジマのプレッシャーに対しては「前半は背後パスに頼りすぎ、修正が必要だった」と語った。
一方、ノジマの小笠原監督は「スリッピーな中、サイドと背後を狙って勝ち点1を獲得し、選手がプランを実行してくれた」と振り返り、前半の無失点は「ベレーザのスペース活用にリスペクトしつつ中盤で対応した結果」と説明。後半は「2度追いつき、レインサッカーが効果的だった」と攻撃を評価し、「状況判断とスプリントの成果が出て、選手が楽しんで成長している」と進歩に手応えを感じていた。さらに「この勝ち点1は我々に10の価値があり、次節は怖がられるチームに」と展望を述べた。
この試合はスリッピーなピッチが影響し、ベレーザは失点を、ノジマは粘りを悔やみつつ、次節へ意欲を見せた。
Photo by AtsuhikoNakai/SportsPressJP