ロゴに込めた「年齢不詳」で生きたい、定型化したくない、という思い。
2月3日(日)に開催する催し物「会社員Traveller」。
この催し物のロゴは「ドク書房」さん(※1)というデザイナーさんに依頼して作って頂きました。
そのオーダーをする時に、いくつかイメージというかオーダーを出しました。
例えば、「田舎が偉いわけでもない、都会が偉いわけでもない」感じ、とか。
その一つに「性別・年齢不問」も挙げたので、その思いもちょっと書いておこうかな、と思います。
参加してくれる人をその属性で制限したくなかったんです。
「会社員Traveller」という取り組み?に興味を持ってもらえる人は、
老若男女問いません!ということを強調したかった。
結果、見事に「年齢性別不詳」なキャラクターが出来上がってきて、
さすがだわ~と感動したわけですが。
男だろうが女だろうが関係ない...人それぞれじゃないかなあ、ということは
以前にも書いたところのですが、自分は「年齢」もわりと思うところがあり。
もちろん、年上の方を敬いたい、年下の人は守りたい、
そういう気持ちも大事にしたいとは思っているのですけれど。
けど、必要以上に「上下」を意識するよりも、
年齢なんて関係なく、個人対個人、でお互い「尊重しあえる」関係が自分はわりと好きで。
年上だからって無条件に偉いわけでも正しいわけでもないし、
年下だからってへりくだる必要もないし、間違っているわけでも未熟なわけでもない。
お互いがお互いを尊重して、対等に付き合える関係でいたいなあ、と。
(あ、でも、年齢でない「立場」はちょっと意識するかも・・・と、それはまた別の機会に。)
「都市部に住んで地方に関わる」と、いうと
「田舎には優しいおじいちゃんおばあちゃんがいて、
都会の若者がそこで、”人の温もり”に触れて成長する」
みたいなハートフルストーリーがイメージされることもあると思うのですが。
けっ・・・・。(あ、また毒づいてしまった)。
あ、いえ、もちろんそういう場面はあって良いと思うし、そういうのも醍醐味の一つだと思うんです。
実際、それで心温まることは、私だって、ある。
けど、それ”ばっかり”じゃないと思うのですよ。
どこの地域にだって老若男女いると思うし、
そこで生まれる関係性はもっと「それぞれ」があっていい・・、というか、
定型化したくない。
未熟な都市部の年長者が、地方のしっかりした若者に触れることで成長したり、
地方の発想豊かな年長者に、都市部の凝り固まった若者が刺激を受けて解放されたり、
バリエーション豊かであっていいよな、と。
というか、現地で起こってることは、既にそう多種多様になっているのではなかろうか・・・
想像ですが。
「異なる人間と関わって、刺激されあう、学びあう」ことは
上下・優劣じゃなくて、どんな年代の間であっても成立すると思っているし、
そういう色々な属性が自由に色々混ざり合って
生み出されるものはとても面白いと思っているので。
「対等に接する」って・・油断するとすぐに崩れてしまう(自戒)。
見下すつもりなんて無くても、どこかで「自分の方が」って自尊心が生まれてしまったり、
卑屈になるつもりなんて無くても、「反対意見はやめとこう」って遠慮して飲み込んでしまったり。
自分自身もまだぜんぜん未熟で失敗ばかりだけれど。
意見を戦わせたり、ぶつかりあったりすることはあっても、
優劣、の無い世界がもっと見たい・・・とか思います。
自分自身が「地域」に通う理由の一つでもある「その場で出会える人の”多様性”」。
そんな思いをロゴに込めてもらいました。
今のところ、ゲストだけでなく、参加してくださる方も
そこまで偏りは無さそうで嬉しいです。
ちゃんと伝えたいこと伝えられるかなあ、と緊張はしていますが、
あと、3日、頑張りたいと思いますー。
(※)ドク書房 (twitter アカウント:@dokushobo)
2019年1月のいま時点はいわゆる「かけだし」...にあたるのでしょうか。
ブックカバーやロゴ、名刺などのデザインをされている個人の素敵なデザイナーさんです。
以前からtwitterなどでその作品を拝見していて世界観が素敵だな、と思っていたのと
催し物を共催する流動創生・FLLのことを偶然にもご存じだったので、
きっと私の考えていることをうまく表現してくれるに違いない、と思って、
思い切ってお願いしてみました。
素晴らしい仕上がりに、本当に満足しております・・!
(催し物単発だけでなく、これからもこのロゴ使える機会を作っていきたいなー・・)