映画『半世界』

『半世界』（2月15日公開）

゛半世界゛ってなんだろう…。

題名を見た時ふと思った事。

この映画を見たら「あ、なるほどね」なーんて思ってしまいます。

諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる39歳男性3人の絆と友情物語。

田舎で父から受け継いだ炭焼き職人として生計を立てている紘（稲垣吾郎）は無器用で無神経なダメ夫にしてダメ父であるため家族ともギクシャクしながらただ何となく毎日を過ごしている。

そんな紘の前に、中学からの旧友で元自衛官の瑛介（長谷川博己）が家族と別れ帰ってきた。

この瑛介の帰郷がもう一人の同級生、光彦（渋川清彦）を交え、人生の「これから」を考えるきっかけになっていくのでした…。

「人生半ばに差し掛かったとき、残りの人生をどう生きるか」

誰もが経験する人生の折り返しでの葛藤をテーマにしているこの作品に自分を置き換えながら考えさせられました。

もうすでに過ぎてしまった人、今まさにこの通過点にいる人、これから迎えようとしている人、まだまだ先の話の人…。

それぞれの゛今自分が置かれている地点（年齢）゛によってこの映画の見方や感じ方が違って来るのではないかと思います。

「自分の人生って一体何なんだろう。これでいいんだろうか…。」

と考え始めたその先はどう生きるかという事を改めて考えさせられました。というか思い悩んでしまいました。

こういう考え思う事も人生において大切な事だという事もこの映画から学んだような気がします。

稲垣吾郎さん、長谷川博己さん、渋川清彦さんの演技がとても素晴らしいです‼

この3人と一緒に「人生の折り返し地点」に立ってみてはいかがですか？

この映画は第31回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞を受賞した素晴らしい作品です。

今見るべき映画としておすすめしたい1本です。

是非映画館でお楽しみ下さい❗