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沖縄の米軍基地負担を考える三重県民会議

日米実動訓練の際の陸上自衛隊明野駐屯地へのMV22オスプレイの 飛来の中止を求める要望

2019.02.01 10:54

2月4日から15日の饗庭野演習場(滋賀県高島市)の自衛隊と米海兵隊の実動訓練にあたり、三重県伊勢市の明野駐屯地が、米海兵隊航空機「オスプレイ」の機体整備などとして使用予定です。


私たち三重県民会議は、2月5日10時より、鈴木知事に対し以下の申し入れと、県政記者クラブにて記者会見を行います。



三重県知事 鈴木 英敬 様


日米実動訓練の際の陸上自衛隊明野駐屯地へのMV22オスプレイの 飛来の中止を求める要望


「沖縄の米軍基地負担を考える三重県民会議」は、現在、三重県議会に対して、全国知事会に よる「米軍基地負担に関する提言」の実現を求める決議採択の請願運動を進めています。


さて、 2月4日から15日にかけて、滋賀県饗庭野演習場において、日本の自衛隊とアメリカ海兵隊と の実動訓練(フォレストライト02)が実施されます。その際に、三重県伊勢市の陸上自衛隊明 野駐屯地がMV22オスプレイの離着陸に使用されています。


しかしながら私たちは、この点についての重大な懸念が解消されていないことに鑑みて、「住民 の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する」地方 公共団体である三重県の行政の長である知事に対し、中止の意思表示を求めます。


周知のようにオスプレイは、2016年12月13日の名護市安部沖での墜落をはじめ、20 15年5月17日にハワイで、2012年6月13日にフロリダで、さらに2012年4月には モロッコで、それぞれ墜落事故を発生させるなど、開発段階から事故を繰り返し、多数にのぼる 死者を出しています(防衛省ウェブサイトより)。また、事故を起こさないまでも、「平均高度」 150メートルで飛行するなどの低空飛行を続けるなど、深刻な騒音源ともなります。


このことに鑑み、以下の項目を要望するものです。 


1 オスプレイが陸上自衛隊明野駐屯地において離着陸することにつき、中止の意思表示をする こと。

2 現在、日米地位協定は、アメリカ軍のオスプレイが日本国内で低空飛行訓練を実施するなか で発生する騒音被害や、基地における環境被害、あるいは事故・事件等が発生した際における日 本の警察の立ち入り調査の拒否などの法的な原因となっています。

鈴木英敬知事は、昨年7月に全国知事会によって発せられた「米軍基地負担に関する提言」を 実現させる立場から、国に対して働きかけること。

以上


○沖縄の米軍基地負担を考える三重県民会議

芦葉 甫(弁護士)/伊藤 一幸(辺野古のケーソンをつくらせない三重県民の会会員)/加藤 英治(日 本バプテスト四日市教会牧師)/加藤 美代子(日本バプテスト四日市教会教会員)/栗田 淳子(薬剤 師)/高山 進(元三重大学教授・環境問題)/名嘉眞 正(家具職人・沖縄県出身)/前田 定孝(三 重大学准教授・行政法学)


http://www.jwing.net/news/8878