クリニクラウン・ワークショップ!
本日は金曜クラスのみなさんに調整をお願いして、日本クリニクラウン協会のみなさんのためのワークショップに招聘されたポルトガル人講師の通訳に行ってきました!
こちら、今日一日一緒にいたクラウンのみなさんです!先に帰られた方もおられたので全員が写っていないのが残念!
クリニクラウンとは、病院を意味する 「クリニック」と道化師(ピエロ)をさす「クラウン」を 合わせた造語で、入院生活を送る子どもの病室を定期的に訪問し、遊びや関わり(コミュニケーション)を通して、子どもたちの成長をサポートし、笑顔を育みます。
普段二人一組で活動するクラウンたちが、いかにパートナーと心を通じあわせ、それを子どもたちに届け、子どもたちの反応をもらって、それを自分の心の深くにおとしこみ、またパートナーとそれを分かち合い、そうしたコミュニケーションから生まれるインフィニティ、そこにつなげるためのワークショップ。その1日目にお邪魔しました。
写真は講師のペドロさん。通訳なので、黒子に徹するつもりで真っ黒でいったら、講師も黒かった(爆
初日の今日は、参加者のみなさんはクラウンになるための衣装なども一式お持ちだったようでスーツケースをひきずっている方も多かったのですが、ペドロさんがまずはきみたちを知りたい!と衣装はなし、クラウンとしてのプレイはなし。そして本来の自分の感情を外に出す、ということがテーマだったのようでした。
そのためにまずは音楽にあわせて思い思いに体を動かすところからスタート、またインプロでいろんなゲームをしながら、参加者一人一人の内面を引き出していく講師。
ヤングアメリカンズのWSやがめ研のインプロと合い通じるものがあり、わたしも通訳というよりはイチ参加者のようにとっても楽しくみなさんとの時間を過ごさせていただきました。
今日のワークショップで印象に残ったこと、ことば、みなさんの表情、いろいろ書きたいことはあるのですが。
このワークショップの前に、先に事務所にお伺いした時にとってもすてきな絵が飾ってあったので、うわぁ!と見入っていたら、クラウンのお一人が、「あー、それは訪問した病院にいた子が描いたのよ。」と。うわー、めっちゃうまい!と言ってクラウンの方の方に振り返ったら、「そしてその子はそのあと旅立ったんだけどね」と。
え?
あかん、びっくりしすぎてその後ちょっと泣いてしまいました。いや、書いてる今もないてるし。マジすか!あかん、すんません始まる前から!!!
「悲しいかな病院ではそういうことはどうしても起こるんだよね、でもそんなときもわたしたちクラウンは泣いちゃダメだからね、集中して、道化に徹するのよ。」
がーん。がーーーん。がーーーーーん。
こちらは今日頂いた資料たち。こちらの本には「とんちゃん一座は4人」とありましたが、今日のワークショップには10名程参加されていましたし、今日は残念ながら来られなかった方も何人もおられるとのお話でしたので、今では出版当時よりもっとたくさんの仲間たちと、日々この簡単ではないお仕事をこなしておられるんですね。<※2/2追記:クリニクラウンととんちゃん一座は別の活動だそうです。クリニクラウンは病院で過ごすこどもたちに、とんちゃん一座ケアリリングクラウンとして病院だけでなく避難所や障がい者施設、刑務所や企業などに訪れているのだとか。失礼いたしました!>
こうしたクリニクラウンの活動は世界中で行われているそうですが、道化に徹するためにどうしても表情を作りすぎたり、大げさに振る舞ってしまったりする。でもそういうのは子どもは敏感に感じ取る。だからあなたたちはクラウンとして心の底からの本当の感情を見せるんだ。自分の感情を見せることでパートナーも感情を見せる。それが子どもたちに伝わる。
同期のECCホームティーチャーのお母様がこの活動をされているということで、以前からちょいちょい記事を拝見していたので、本物のクラウンたちがいかに真剣に取り組んでいるのかを大変興味深く拝見させていただきましたし、またその真摯な姿勢を目の当たりにすることで、私自信の仕事にも活かせるTIPSをたくさんいただきました。
最後には赤鼻もゲット(笑
一日中ほぼ立ちっぱなしでめーーーっちゃ疲れたのですが、それをoverride するぐらい、もうめーーーーーーっちゃくちゃ楽しくって!達成感と満足感でほっこりあったかい炎がお腹のあたりに灯った感じの気持ち良い脱力感に今、包まれています。
クリニクラウンの活動に賛同された方は、下記のページからいろんなカタチで支援ができます。私も今後も微力ながらなんらかのカタチでお役に立てたらなと思っています♪