【制作物紹介】打ち上げ花火、下から見るか?指から打つか
この作品は私の所属している会津大学VR部でのチーム制作の作品です。
IVRC(国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト)2018のユース部門に出場した作品で、決勝大会にて銀賞を受賞しました。
自分の体の中を物体が通る感覚を体験することを目的としていて、自分の腕を花火を打ち上げる筒に見立てて自分の指先から花火を打ち上げる作品となっています。
4人のチームでソフト制作班とハード制作班に分かれて企画から完成まで約1年の期間をかけて作成しました。
私はソフト制作班に所属し、主に花火の作成とステージの作成に携わりました。
花火の音にはこだわっていて実際の花火の音を録音して使用しています。花火は自分で打ち上げるものに加えて背景にもランダムに打ちあがるようになっています。
ステージは都会の街並みを再現できるアセットと花火大会をイメージした自作の屋台のモデルを用いて作成しました。
また、花火大会を盛り上げるためにVRoidStudioを使って観客のモデルの作成も行いました。
少々見えづらくて申し訳ありませんがプレイヤーの後ろ側に河川敷が広がる形となっています。
IVRC2018のホームページにもアーカイブが掲載されていますのでよろしければそちらもご覧ください。
この作品の作成に携わったことで非常に多くの経験をすることができました。
HMDを用いたVR作品の作成はこれが初めてでHMDを使った開発の仕方や効果的なパーティクルの魅せ方、BlenderやVRoidStudioを用いたモデリングの方法などを学ぶことができました。
また、展示会で展示することも初めてだったため展示するときの流れや作品の説明の仕方など、一人や部内だけで活動していては経験することのできない体験をすることができました。
この時に得た反省などは過去記事にまとめてありますのでそちらをご参照ください。