あなたはなぜその国へ? 〜スペイン編〜
海外移住をした女性たちへインタビュー。今回は、大好きで憧れていたスペインへの移住を果たしたNorikoさん。学生時代に経験したスペインへの語学留学では物足りず、自分自身の成長のためにも思い切って移住へと行動を移したNorikoさんに、スペインの魅力を語ってもらいました。
◆Profile◆
Noriko(@noripeque)/会社員/30代
移住先:スペイン 5年半
Q1:その国に移ろうと決めたきっかけは?
「スペイン語が好きな事と、学生時代にスペインに留学をした時、とても辛い中でも成長を感じたため、この国で生活する事で成長出来ると思ったから。」
Q2:移住後、どんな仕事をどのようにしていますか?
「日本で語学学校のマーケティングインターンを見つけてから移住しました。インターンはスペイン語で見つけたので、スペイン語がある程度出来ればインターンは探せると思います。ただ、ほとんどが無給なので経済状況が良くないなと感じます。その後、インターン中にインターネットで求人を見つけ、免税店でバイヤー職を経て現在アパレル輸出会社で働いています。」
Q3:移住前の自分にアドバイスできるなら、どんな言葉をかける?
「手に職をつければもっとビジネスチャンスが増えるから何か学んで来て欲しいと言いたいです。」
Q4:移住の決め手となった一番の動機と移住の方法は?
「スペイン語を話している時が楽しく、人生の中でスペインにいた時が一番成長し多くの事を学んだと思うので移住したいと思いました。移住に関しては初めから仕事を得るのが難しいと考え、インターンを募集している所に応募し、決まったので移住しました。」
Q5:移住前と後、最もギャップを感じたことは?
「とにかく適当で自由な所。お客様第一の日本と違うので、なんでこうしてくれないのと思う事が多かったです。例えば、スーパーや役所関連などに行くと働いている人のほとんどが仲間同士でおしゃべりしていて対応が遅いです。でもそれが彼らの仕事の仕方なので早くしてほしいと思うのではなく、私が時間がある時に行かなきゃいけないんだなと考え方が変わりました。」
Q6:実際移住してから見出した、その国の魅力とは?
「美味しいお酒と真っ青な空を見上げるだけで嫌な事が吹き飛び頑張ろうと思える所。」
Q7:その国に住んでて『正直これはキツイ...』と感じることは?
「レストランのオープンが基本20時半か21時なのでご飯の時間を待つのが辛いです。」
Q8:移住してからおかしてしまった、大失敗は?
「前回と同じものを、と頼んでも適当な国なので違うものが届いたりすることや、はっきり意見を言わないと商品を選ぶ時にどんどん押し売りされそうになるので遠回しではなくはっきり言わないと損をすると思います。」
Q9:日本にもあったらいいのに、と思うその国の魅力的なサービスは?
「サービスではないですがシエスタの文化は好きです。お昼にゆっくりご飯を食べたり、お昼寝出来るので良い気分転換になります。」
Q10:その国に住んだり働くにはどんなビザが必要?
「一番多いのは結婚ビザだと思いますが、就労ビザもありますし、学生でも手続きをすれば半日働けます。」
Q11:その国で働くのに必要な心構えと、身につけたいスキルは?
「心構えは一度で何事もうまく行かないと思う考えがあった方が気が楽だと思います。スキルはスペイン語プラスもう一言語あると強いと思います。」
Q12:その国で、日本人の強みを活かしたおすすめの職業はある?
「日本人は手先が器用なのでネイルやマツエクなどの手先を使う仕事など今後良いかと思います。」
Q13:あなたは10年後どこで何をしていると思う?
「スペインのどこかで日本の良さをスペインに伝えたり、スペインの良さを日本に伝える架け橋となる仕事が出来ていればと思います。」
Q14:海外に移住したい、海外で働きたい人に向けて一言声をかけるとしたら?
「日本にいる時、スペインみたいな失業率が高い国で仕事はないとよく言われましたが、来てみないとわかりません。一歩踏み出して後悔ない人生を歩んでください。」
Q15:あなたのモットー(座右の銘のようなもの)は?
「やらずに後悔するよりやって後悔。」
《編集後記》
海外で働きたいけど職があるか不安、という人は日本で仕事先を見つけてから移住するのも手。インターンからスタートすることもできる。その先は自分次第なので、まずは一歩を踏み出してみることが大切なんだと改めて実感しました。Animate!(by Sakiko from Tokyo)
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