【ぶれない経営をするために】
2019.02.02 11:10
企業は、時流適応業だと言われます。
しかし、時代の変化ばかりを気にして、あれやこれやと手を出しているようでは
企業は力強く前進していくことができません。
どのような試練にあっても、信念を曲げることなく突き進むリーダーであってはじめて
社員もついていくことができるのです。
経営には、変えるべきことと、変えてはならないことがあります。
「不易流行」と言いますね。
技術は日進月歩です。
新しい技術を導入することによって、これまでできなかったサービスを提供できるように
なることもあるでしょう。
しかし、場合によっては、新技術を導入することが、新たなリスクを生む場合もあります。
また、社員にノウハウが伝承されなくなることもあるでしょう。
そのような場合、どうするのかをリーダーは決断しなければなりません。
その際に必要となるのが、「経営哲学」です。
わが社をどのような考え方で運営するのか。
このベースとなる考え方、価値観をまとめたものが「経営理念」です。
社是、社訓と言われる場合もあります。
価値観が確立してなければ、行動がぶれてしまいます。
ですから、まずは、わが社の価値観を明確にしておくことが必要なのです。
加えて、「わが社の使命」も明文化しておきたいものです。
わが社の存在価値とは何か、何のために事業を行っているのかを
明確にしておくことです。
いわゆる目的の明確化です。
何かをやるかやらないかは、この目的にあっているかどうかが判断基準になります。
判断基準をしっかりと持っているからこそ、ぶれずに経営をすることができるのです。