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会社に行きたくなーい

2019.02.03 14:19

すでにフリーランスの私ですが、

3月まで、週3日は契約している会社でマーケティングの仕事、

残りの2日は別の会社の仕事を在宅でしています。



フリーランスとはいえ、

会社で働いていないと心配になってしまう性分、、、



父が、大企業のサラリーマンでした。

しかも、

大企業が故に、海外転勤が多く、

私の同級生は、

ヨーロッパ支社がある大企業か、

外務省で働く海外駐在員の子どもばかりでした。


町の商店街でお店やってます!

自営業やってます!

といった親御さんに接する機会がものすごく少なかった環境でした。



そのせいか、私の脳内では、

仕事=就職=「日本全国誰でも知ってる会社」(例えば、SONYとかTOYOTAとかね)

という公式が成り立っていました。




そんな私が、新卒で就職先に選んだのは、

20名ほどのデザイン会社。


その当時の、自分の「やりたい」を突き詰めて

辿り着いた一社でした。


新卒採用が初めての会社で、

ぶっつけ本番だらけの激務でしたが、

その後に繋がる大切な一歩となり、

良いご縁もたくさん結びました。


3社ほどベンチャー企業を渡り、

子どもが産まれた後、

フリーランスになりました。


それも、自分からフリーに転向したのではなく、

育休中に会社がなくなるというドラマがあり、

退職金と失業手当もしっかりいただいて、

平和に「会社員」という肩書きを外すことができました🕊




少し脱線しましたが、

フリーランスになった後も、

自分で集客してお客さんにお金をいただく勇気が出せなくて、

結局、企業と業務委託契約をして

固定した仕事をするというスタイルが2年ほど続いていました。


正社員ほど稼げないけど、

働く時間は短いし、

任される業務もある程度決まってるし、

まあいいか、くらいの気持ちでした。



だけど、昨年の春以降、

「嫌じゃないけど、すごくやりたくもない」仕事をするのが

ものすごく苦痛になってしまいました。


悶々としながら、

でも固定の収入が途絶えるのが怖くて、

週2日の在宅にしてもらってズルズルと続けていました。



そんな中、半年が経った10月頃、

どうやら、私の中にお金を貰うことへの抵抗があることに気がついたので、

「すごく気楽なバイト」でもしてみよっかな〜と、

派遣会社にエントリーしてみました。


・週3日以内(2日はもともとの在宅業務があるため)

・時給1900円以上

・自転車で行ける距離(渋谷、表参道、青山)


↑滅多になさそうな条件だったけど、

見事に1件ヒット。


詳細を聞いたら、

今、自分が最も気になってたグローバル企業だった。

Wow!


マーケティング担当者が産休のため、

半年ほどのカバーとしてだったけど、

正直めちゃくちゃ嬉しかった!



大学のゼミの同期たちが、

みんな名だたる有名企業に就職する中、

自分だけベンチャーを渡ってきた上に、

こないだは、花王に勤めてる子に「それでよく保育園入れたね」というニュアンスのことを言われて、

すごい腹が立った。


自分はまだ、

大企業≧フリーランス

と思ってるということがわかったのと同時に、

外資の有名企業で働ける自分が誇らしかった。


「ほら、私だって

有名企業で活躍するだけの実力あるんだから。

むしろ、あなたたちよりすごいんだから」

って、見せつけてやりたかった。



実際、とても魅力的な会社だし、

一緒に仕事をする社員さんたちも優勝で素敵。

英語と日本語半々な環境も好みだ。


だけど、昨日気付いてしまった...




会社行きたくなーい!!!




行けば楽しい、

アドレナリン出しながらガツガツ働いてる。


グラウンディングしながら、

できることをやっていく。



だけど、やっぱり行きたくなーい!!!


小さなマリコが声を震わせてる。

その本音を昨日見つけることができた。



マリちゃん、いつも頑張らせてしまったね。

行かなくても大丈夫だよ、って

抱きしめた。




私が、「有名企業で働く私を好き」なのは、

「シャネル着てるから私は素敵」、

と言ってるのと同じことだ。


ブランドは好きでいい。

でも、それを身につけている私と、

裸の私の価値は変わらない。


有名企業で評価されてる私と、されていない私、

自営業の私、

仕事をしていない私、

何もしていない私、

すべて価値は変わらない。



お手伝いしてなくても、

ダラダラ寝てるだけでも、

宿題していかなくても、

ぜーんぶ大好きだよって、

小さなマリコに伝えなくちゃ。

パパもママもそんなマリコが大好きだよって。


一番好きな会社で働く機会をもらえたから、

契約が終わる3月で、

「会社で働く」という時代を卒業しようと思う。


そこで評価されるとか、一旗あげるとかは関係ない。


自分が憧れていた会社で、自分であり続ける

それが3月までの私の仕事。



休まなければならない時は休む。

ペースダウンが必要ならゆっくり。

できないことは、できない。


バカで、できない私を、憧れの会社で晒してみる。



きっとそのために選んだんだろう。



2019.2.3

Mariko