緑食材をとって、からだも春の準備を〜立春〜
こんにちは。
kampo's薬剤師・薬膳師山口りりこです。
今日は一気に気温が上がり暖かい日となりました。
立春の日にふさわしい春の予感の1日です。
しかし夜になると一気に気温が下がるそうです。
冷え対策も引き続きしつつ、春に向けての準備をしていきましょう!
【春は肝を養おう】
今日は五行論のお話を交えて、春の養生についてお話します。
上の図をみてください。
季節、味、色、感情など5つジャンル分けされています。
5つそれぞれが影響しあって成り立つと考えます。
自然界でいうと、木・火・土・金・水
人の身体の臓でいうと、肝・心・脾・肺・腎
にわかれます。
春は・・・・?
緑色の「木」「肝」に属します。
「木」は成長、発育を表し、寒い縮こまっていた冬から解放され、そとにそとに伸びいくような季節となります。
「肝」の役割は
・血を蓄えること、血液量の調整
・情緒の安定や、新陳代謝に関わり気の巡りを整える
ことをします。
冬の担当臓は「腎」ですが
昨日までは腎!今日から肝!
というように身体はシンプルにはできていません。
腎、肝は親と子の関係にあり、
腎で蓄えられたエネルギーによって、肝の血がつくられます。
肝がよわると・・
情緒がみだれ、イライラしやすくなったり落ち込みやすくなる
目の疲れや乾燥、めまい、筋肉の痙攣
など困った症状がでやすくなります。
季節にとわず、体質的に「肝」が弱い人もいます。
特に、忙しい現代人は肝を傷つけやすいです!
3,4月は環境の変化も多く忙しくなりやすい時期です。
まずは「肝血」をおぎない、忙しくても体調に左右されないようにしましょう。
【肝血たっぷりおすすめ食材】
ほうれん草、小松菜、菜の花など緑色の濃い野菜
→肝血を補います
くこの実、貝類
→乾燥の時期におすすめな腎にもよい食材です。
冷えがあるときは、貝類も温かくしてたべましょう。
【これから気をつけたい花粉症】
春になると季節性のアレルギーがふえます。
次回の配信で詳しくお話する予定ですが
まず予防としては、花粉などのアレルギー源を体内にいれないこと!
マスクをする、乾燥を防ぐ
まずはこの2つをしましょう。
体内の乾燥からもアレルギー症状はおこりやすくなります。
今日あげた食材もとても良いです。
旬の食材で身体に血・潤いをあたえましょう。
油の多いものや辛味が強いものは取りすぎず、身体の巡りをよくしたいものです。
【立春kampo's前菜】
ほうれん草のケークサレ
2/4〜2/18