ホストのROLANDとデヴィ夫人がレンタル提供、『Alice.style』は三十・四十代女性向けのレンタル市場
【ビジネス報道】 平成三十一年一月三十日に東京・渋谷にてピーステックラボ(代取:村本理恵子)は、個人間の貸借をサポートするアプリ『アリススタイル』プレス発表会を行った。主要なターゲットは三十代と四十代の女性。報道現在ではiOSのみ。同社の資本金は二億円(三十年十一月現在)。
取扱い商品は美容やフィットネス、キッチン、ベビー、ホビー関連等。企業からの出品もある。出品方法は発送までを自身で行う「セルフ型」と同社が代行する「代行委託型」の二種類。前者の場合には売上げの八十五㌫、後者は五十㌫が貸主の利益となる。最低貸与期間は一週間で、最長が一ヶ月。保険適用も一部付いており、東京海上日動火災保険(社長:北沢利文)が担う。
当日のゲストはデヴィ・スカルノ夫人(庚辰)とホストで事業家のROLAND(壬申、写真上)。二人ともレンタル商品・サービスを提供。デヴィ夫人は品性高い置物等を三点、ROLANDは自身がオーナを務めるホストクラブの経験。「ROLANDと飲むには四千万円は掛かる。」とクラブの体験の希少性を話した。こちらは一般取引と異なり、抽選となる。
また同社は専用配送車「アリスカー」を二十三区で運用する。料金は一律六百円を予定。借用側の返品作業の負担を軽くする為に、簡単に梱包できる「アリスボックス」も制作する。今回、全国に百二十七店のトランクルームを擁す押入れ産業(代取:黒川久)とも提携し、トランクルーム内の休眠資産のレンタル出品を促す。
理恵子代取(乙未)は、時事通信社から経歴を始め、上場経験もある。エイベックスでは執行役員としてdTVの前身である「BeeTV」の立上げに携わった。同社の鈴木瞳取締役はエイベックス・ニコで代取の経歴を有す。発表会で理恵子代取は、「体験を共有して頂きたい。新しいライフスタイルを実現したい。」と自信をみせた。サービスは昨秋から始まっており、利用するユーザが一度借りてから対象の物を購入するか否かなどのデータも採っていた。
記事:荒田雅×撮影:金剛正臣
写真提供:㈱ピーステックラボ