扇動されないために、1)考える人
2025.04.21 10:42
ヒトラーは人々を扇動するツールにラジオを使った。近年はTVやビデオはもちろん、発達著しいSNSが利用されている。アメリカの熱狂的で胡散臭い選挙戦が特徴的だろう。日本でも兵庫県知事の再選挙でみられた。扇動を得意とする政治屋が参戦し、ボランティアではなかっただろう女性の手によるSNS戦略が功を奏し、普通に考えるとおかしな結果になった。兵庫県民は扇動されたと、私は感じた。
扇動民主主義から脱却するためには、短絡的で直情的な言葉に踊らないことだ。負の感情を刺激し怒りを燃やす言葉に乗っかってはいけない。怒りは争いを引き起こし、憎しみは連鎖する。その連鎖を止めるのは難しい。自己の優越性や自身の正義を主張する言葉にも注意だ。出自など根拠の乏しい優越なんかにすがりつくのはみっともない。正義なんてものも当てにならない。どちらも時代や立場が変われば逆転する。絶対だとか100年後も大丈夫だとか言う奴にも注意だ。正義と同様、未来は不確実だ。ペテン師と思って間違いない。
だから、熟慮することだ。集団で踊るのではなく、孤高であろうとも考える人になることだ。